BEVの弱点がついに解決!? 航続距離が急伸した理由とは!? 最新BEV技術を専門家が分析

BEVの弱点がついに解決!? 航続距離が急伸した理由とは!? 最新BEV技術を専門家が分析

 各メーカーから登場するBEVだが、やや心許ない航続距離を見て「愛車にするのはまだ先かな」と思っていたのもつかの間。突然劇的に航続距離を伸ばしているものが増えてきた。なぜこんな短期間で性能が上がった? 出し惜しみしてた!?

※本稿は2026年1月のものです
文:佐藤耕一/写真:トヨタ、日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年2月26日号

【画像ギャラリー】一充電の航続距離も充電時間も大きく進化!! 一気に「購入候補」に入ってくるほどの性能向上を見せるBEV(16枚)画像ギャラリー

日進月歩で進化! 急速に向上するBEVの性能

2025年10月に一部改良を受けたトヨタ bZ4X。見た目はほとんど同じだが、中身が飛躍的に進化した
2025年10月に一部改良を受けたトヨタ bZ4X。見た目はほとんど同じだが、中身が飛躍的に進化した

 最新BEVは航続距離が飛躍的に伸びて、これなら愛車にできるかもと思わせる。最新技術に詳しい佐藤耕一氏がその謎に答えます。

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 まずeアクスルに内蔵されるインバーターの電気変換効率が向上したのが大きい。

 インバーターの核となるパワー半導体が、従来のSi(シリコン)製から新世代のSiC(シリコンカーバイド)製になり、直流から交流に変換する際の損失を大きく減らし、特に低中速域の街乗りや定速巡航時の電費が改善した。

 次に、車両全体の熱マネジメントの進化が挙げられる。ヒートポンプの高性能化とともに、モーターやインバーターの廃熱を車内暖房だけでなくバッテリーの予熱にも活用。

 特に冬場に性能が低下するバッテリーを適正温度の20〜40℃前後に保ち、電費悪化を抑えつつ、急速充電時の受入性能も向上させた。

 さらにバッテリーマネジメントシステムも進化。予測精度が向上しバッファを削減したことで、総容量のうち実際に使えるネット容量を高めている。

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