日産自動車から東京オートサロン2026の出展概要が発表された! 注目はノートオーラベースと思われるNISMOのコンセプトモデルだが、奇跡の復活を遂げた「マッチのマーチ」にも注目。日産が掲げる「ハートビート」な情熱が詰まったブース内容を、速報でお届けしよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:日産自動車
【画像ギャラリー】日産の東京オートサロン2026の全貌を見て!(8枚)画像ギャラリー怪物級のNISMOコンセプトにZのMT追加!? 日産の本気が止まらない
まず注目したいのが、「NISMOの特別なコンセプトモデル」だ。公開された情報はまだ少ないが、ティザー画像を見る限り、そのリアアングルはノートオーラのように見える。しかし、ただのオーラではない。装着された巨大なオーバーフェンダーを見るに、とんでもない怪物と思われる。
これは、前日の16日に発表された「NISMOブランドの新たな取り組み」ともリンクする動きだ。NMCは今後、NISMOロードカーの車種数を倍増させ、販売規模を1.5倍にするという野心的な計画を掲げている。まさにこのコンセプトモデルは、その「Emotion & Excitement」を体現する先兵となるに違いない。
スポーツカーファン待望のニュースも飛び込んできた。「フェアレディZ」の2026年夏発売予定のマイナーチェンジモデルが登場するのだが、なんとNISMOモデルにMT(マニュアルトランスミッション)が追加されるのだ! ハイパフォーマンスを自らの手で操る歓び。これぞクルマ好きが待ち望んでいた仕様だろう。基準車も空力性能を追求しデザインを変更するなど、フェアレディZらしさに磨きがかかっている。
涙モノの「マッチのマーチ」が時を超えて蘇る! 学生たちの熱意に感動
もう一つの目玉は、「マッチのマーチ」だ。歌手でありレース監督としても活躍する近藤真彦氏(マッチ)が、かつてCMキャラクターを務めた初代マーチを約40年ぶりに購入したというだけでもニュースだが、今回の展示車両はただのレストアではない。
「MTで乗りたい」というマッチの熱い想いに応えるべく、日産自動車大学校の学生たちが立ち上がったのだ。全国5校の学生によるリレー形式で、外観のリフレッシュはもちろん、ミッションの換装までやってのけたというから驚きだ。実はこのプロジェクト、我らがベストカーWebもお手伝いさせていただいた経緯があり、完成した姿には感無量である。
このほか、新型「日産リーフ」をベースにプレミアムなスポーティさを加えた「日産リーフ AUTECH」や、タフギア感を高めた車中泊仕様の「エクストレイル ROCK CREEK マルチベッド」など、計6台が展示される。
2016年のSUPER GTで活躍した「MOTUL AUTECH GT-R」も展示されるが、これは2026年シーズンから監督に就任する松田次生選手にゆかりのある車両だ。松田選手の引退セレモニーも予定されているとのことで、レースファンも見逃せない。
東京オートサロン2026は、2026年1月9日から11日まで幕張メッセで開催される。日産の本気と遊び心が詰まったブースへ、ぜひ足を運んでみてほしい。
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