ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」がトヨタ新型RAV4に量産車として初搭載となった。自動運転システムと人の操舵をつなぐ最新の技術を追う。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】新型RAV4に搭載された機能が知能高くてヤバイ! 運転の楽しさを自動操舵の安全を融合するジェイテクトのPairdriver!(6枚)画像ギャラリー量産車に初搭載となったPairdriverってなに!?
ステアリングや軸受けなどをはじめとしたクルマの関連技術を手掛けるジェイテクトが、2025年12月22日、トヨタの新型RAV4の操舵制御機能として、同社の協調操舵技術「Pairdriver」が採用されたことを発表しました。このシステムが搭載されたのは、量産車で初めてとのことです。
Pairdriverとは、ジェイテクトの開発した自動運転システムと人の操舵を自然につなぐ協調操舵技術のこと。まさにクルマを操る喜びと安全な運転となるようソフトウェアなどによる介入の両立を目指すジェイテクトならではの技術と言えるでしょう。
新型RAV4は、Software Defined Vehicle(SDV)普及に向けた第一歩として位置づけられるモデルで、今回採用されたPairdriverは、同車の操舵制御機能に組み込まれており、「「知能化」技術により進化した安全・先進機能」をアピールするRAV4を支える技術の一つと見なすことができます。
緊急回避時に起動 めざすは自動運転とヒトとの調和!
Pairdriverの特徴として挙げられているのは、高精度な舵角制御による目標軌道に対する高い追従性と滑らかな操舵介入です。さらに車両ごとのステアリング機構の違いに左右されにくく、安定した制御を可能としている点も見落とせません。
新型RAV4には安全・先進機能には「ぶつからない」ことをサポートしたり、高い認識力がウリのクルーズコントロール、またドライバーの異常を検知した際に、ハザードランプなどで車外に異常を報知しながら自車線内、または路肩に減速停車してくれたりする機能が備わっています。
Pairdriverもちろん安心・安全機能とは無縁ではなく、RAV4の緊急回避時に起動する模様。走行中のさまざまな場面で起動できるようにすることについては、今後の展開に注目したいところです。
クルマの自動運転技術が高まっていく一方で、クルマの安全や快適の体感は、最終的にハンドルの手応えや挙動の自然さに表れます。新型RAV4へのPairdriver搭載は、操舵制御がソフトウェアで進化していく流れの中で、実車に落とし込まれた事例とも言えます。
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