やっぱディフェンダーは初代か? 生産終了日に作られた歴史的1台のオークション落札価格が気になる!!

やっぱディフェンダーは初代か? 生産終了日に作られた歴史的1台のオークション落札価格が気になる!!

 クラシックディフェンダーの歴史に終止符を打った、まさに“最後の1台”がオークションに登場した。2016年1月29日、最終生産日にラインオフしたディフェンダー90 ヘリテージエディションである。入札締め切りは2025年12月30日。すでに4万5000ポンド(約950万円)という値が付いているが、こんなもんで収まるはずがない!?

文:ベストカーWeb編集部/写真:Collecting Cars

【画像ギャラリー】歴史的な日付の入ったディフェンダーの車両登録書を見て!(8枚)画像ギャラリー

生産最終日に完成した「最後のヘリテージ」

オンライン自動車オークション「Collecting Cars」に出展されたディフェンダー
オンライン自動車オークション「Collecting Cars」に出展されたディフェンダー

 今回オークションに出品されたのは、ランドローバー ディフェンダー90 ヘリテージエディション。特筆すべきはその素性で、2016年1月29日、クラシックディフェンダーの生産最終日に製造された、ヘリテージエディションとしては最後の1台である点だ。しかも全ディフェンダーの中でも生産ラインを去ったのは4番目に遅く、歴史的価値は計り知れない。

 ヘリテージエディションは1947年の初代ランドローバー「HUE 166」をモチーフにした特別仕様で、英国向けの生産台数はわずか400台。その中でもこの個体は、グラスミアグリーンのボディにアラスカホワイトのルーフという象徴的な組み合わせをまとう。走行距離はたったの4597マイル(約7350km)で、ワンオーナーという点もコレクター心を強く刺激する。

初代の魂を宿す内外装と高まる評価

走行7350kmのワンオーナーとあってインテリアもバリもの
走行7350kmのワンオーナーとあってインテリアもバリもの

 エクステリアにはヘリテージ専用グリルやヘッドランプリング、ボディ同色のスチールホイール、HUE 166のグラフィックなどを装備。インテリアも、アルミ調トリムや専用クロスシートなど、質実剛健なディフェンダーらしさと特別感が巧みに融合している。

 こうした背景から、ヘリテージエディションは近年評価を高めており、過去には新車同然の個体が6桁ポンドで取引された実績もある。今回のオークションは7日間限定で、入札締め切りは2025年12月30日。すでに4万5000ポンド(約950万円)という値が付いているが、最終的にどこまで跳ね上がるのか。やはりディフェンダーは初代系が最強、そう思わせる1台である。

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