ロジスティードとエネルギーテック企業のREXEVは2026年2月25日、物流における電動化の促進に向けた実証を開始したと発表した。
ロジスティードの輸配送業務にEVトラックを導入し、実運用に即した検証を行なう。また、REXEVがこれまで培ってきたEV向けエネルギーマネジメントの知見と制御技術を活かし、EVトラック運用における電力利用の最適化と運用効率の向上を図る。
ロジスティードとREXEVが行なう実証の中身とは?
今回の実証では、EVトラックを物流現場で継続的に運用するために必要となる、車両運行とエネルギー利用を一体で最適化する仕組みの有効性を検証する。
ロジスティードは、長年にわたり培ってきた輸配送オペレーションの知見を活かし、輸配送においてEVトラックを導入・運用し、ディーゼル車と同等の配送品質を維持するための実運用面の検証と、運用課題の抽出を行なう。
REXEVは、EVをエネルギーリソースとして活用するエネルギーマネジメントの知見をもとに、以下の取組を行なう。
1、ピーク電力を監視・制御することによる、電力基本料金の最小化
2、運行計画と電力市場価格を連携させた最適な充電制御による、充電にかかる電力従量料金の低減
※日本卸電力取引市場(JEPX)のスポット取引市場の価格に連動する小売電気メニューを採用し、運行に支障のない範囲でできる限り安価に充電を行ない、充電電力量料金の最小化を行なう。
3、配送時間外にEVトラックの蓄電池活用による、容量市場や需給調整市場への供出可能性の検証、および収益性の確認
これらを通じて、EVトラック導入における運用効率とコスト面の両立を支援する。
また、本実証では、三菱商事が連携パートナーとして参画し、三社共同でエネルギー・車両・運行の各データの多角的な分析を通して経済性を検証し、最適な運用とコスト削減の両立が可能なEVトラック導入・運用モデルの確立を目指す。
実証期間は2026年2月〜2027年3月の約1年で、場所は大阪市内の流通業向け店舗配送センター。
EVトラックへの充電には急速充電器を用い、エネルギーマネジメントシステムと連携した制御を行なう。エネルギーマネジメントシステムと急速充電器の接続には、OCPP(Open Charge Point Protocol=国際標準通信プロトコル)を採用し、充電器メーカーに依存しない柔軟な機器接続を可能とする。
実証内容は、急速充電器を用いたOCPP接続によるエネルギーマネジメント実証、コストを最適化したEVトラック導入モデルの検証の2点。後者はディーゼル車と同等の配送品質の維持、および運用コスト削減手法の検討を行なう。
ロジスティードとREXEVは、本実証を通じて得られる知見をもとに、物流現場で実装可能なEVトラック導入・運用モデルの確立を目指す。
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