各メーカーから登場するBEVだが、やや心許ない航続距離を見て「愛車にするのはまだ先かな」と思っていたのもつかの間。突然劇的に航続距離を伸ばしているものが増えてきた。なぜこんな短期間で性能が上がった? 出し惜しみしてた!?
※本稿は2026年1月のものです
文:佐藤耕一/写真:トヨタ、日産、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年2月26日号
日進月歩で進化! 急速に向上するBEVの性能
最新BEVは航続距離が飛躍的に伸びて、これなら愛車にできるかもと思わせる。最新技術に詳しい佐藤耕一氏がその謎に答えます。
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まずeアクスルに内蔵されるインバーターの電気変換効率が向上したのが大きい。
インバーターの核となるパワー半導体が、従来のSi(シリコン)製から新世代のSiC(シリコンカーバイド)製になり、直流から交流に変換する際の損失を大きく減らし、特に低中速域の街乗りや定速巡航時の電費が改善した。
次に、車両全体の熱マネジメントの進化が挙げられる。ヒートポンプの高性能化とともに、モーターやインバーターの廃熱を車内暖房だけでなくバッテリーの予熱にも活用。
特に冬場に性能が低下するバッテリーを適正温度の20〜40℃前後に保ち、電費悪化を抑えつつ、急速充電時の受入性能も向上させた。
さらにバッテリーマネジメントシステムも進化。予測精度が向上しバッファを削減したことで、総容量のうち実際に使えるネット容量を高めている。
【画像ギャラリー】一充電の航続距離も充電時間も大きく進化!! 一気に「購入候補」に入ってくるほどの性能向上を見せるBEV(16枚)画像ギャラリー

















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