ルーフなし、窓なし、フェンダーレス、ハイヒップそしてハイテール。そんなクルマが1960年代のアメリカ・カルフォルニアから流行していた。一方、1960年代末~1970年頃の日本。いざなぎ景気の恩恵もあって「レジャー」の概念が普及したのか、アメリカからやや遅れてデューンバギーのようなクルマが誕生する。ダイハツ フェロー・バギィの外装・内装等を画像とともにチェックしてみよう。
画像:ダイハツ、ベストカーWeb編集部
フェロー・バギィの外装
1970年に100台限定で登場したダイハツ フェロー・バギィ。フェロー・ピックアップのエンジン・シャシー・ドライブトレインが流用されている。ボディはフェロー・ピックアップのフレームに強化プラスチック製であるFRPを架装したもの。また、ビニール・キャンバスの屋根を装着することもできた。
フェローバギィのユニークな外見は、1960年代のアメリカで流行したVW ビートルをベースに、海辺の砂丘を走るバギーカー「デューンバギー」に端を発している。フロントウィンドウは前に倒すことも可能。
フェロー・バギィの内装・シート
メーター回りもフェローピックアップのものが流用されている。シフトはフロアシフト式で4速マニュアルを搭載していた。
ハンドルを通して正面には、ライトとワイパーのスイッチが並ぶ。なお、ステアリングの右側にあるのは、キーの差込口とライト。左側はワイパーとチョーク。
シートは完全2名乗りの2座。シートベルトは2点式。ヘッドレストは運転席のみだが、助手席にはアシストグリップが供えられた。ボディはないので、乗り降りは跨ぐことになる。
荷室・諸元等
シートの後ろに150kg分の荷台スペースを確保。これによりピックアップとして、区分が軽トラ(軽商用車)登録となった。荷台と乗用席との間には仕切りパネルが設けられている。
スペアタイヤはリアバンパー付近。マフラーのテールパイプは横方向に向かって伸びているのもスタイリッシュだ。
エンジンも流用元であるフェローピックアップと同等。ホイールベースは1940mmで、タイヤのインチ数は10インチというものだった。
高度経済背長期の終盤にもあたる1970年。日本では生活の向上・安定とともにレジャーや余暇といった概念がすでに浸透し始めていた。フェロー・バギィをはじめ、バモスホンダやジムニーなどが登場したのも同時期。ほかにもホンダ Z、フロンテクーペ、ミニカ・スキッパー、フェローMAXなどの軽自動車が1960年代後半から1970年代初頭に生まれている。2輪でもホンダ モンキーやダックスが誕生した。
・諸元
サイズ:全長2995×全幅1290×全高1400mm
排気量:356cc
馬力:26ps/5500rpm
最大トルク:3.5kgm/4500rpm
水冷2サイクル
最高速度は時速95km










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