ワークの新作「シュヴァート・クヴェルII」は、メッシュの繊細さを残しながら、段差を抑えた面づくりで大口径感と開放感を引き出した1本だ。伸びやかでシャープな見た目が大柄な車体に決して負けない足もとの主張はいかにして実現されたのか!?
文:ベストカーWeb編集部/画像:ワーク
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老舗アルミホイールメーカー「ワーク」が2026年1月に発表した「SCHWERT QUELL II(シュヴァート・クヴェルII)」は、シュヴァートシリーズの新作として登場したモデルだ。長く支持されてきた初代Qクヴェルの流れを受け継ぎ、単なる復刻ではなく再デザインを選んだことが今回のポイント。
開発の背景にあったのは、初代クヴェルの金型老朽化。だからこそ、単なる復刻ではなく創造を伴う再デザインに踏み切ったのだ。
また、兄弟モデル「BRUNNEN(ブルネン)」の開発によるノウハウやデザインエッセンスを吸収し、なおかつそことの差別化を図りながら「正常進化」をカタチにすることを狙った。
見どころは、やはりメッシュを細かく見せる方向へ寄せ切らなかったことだろう。センターパートからスポークエンドへ向かう造形は、初代以上に深く立体的になり、光と影のコントラストを強調。一方で側面のラインは、段差をなくし、スポークと開口部の境界をシームレスにつなぐ。
そのことで、視覚的なノイズを減らすことにも成功した。複雑に重ねるのでなく、無駄をそぎ落とした傾斜でリムエンドまで光を導く考え方が、大口径感につながっているようである。タイトなR造形で輪郭を引き締めつつ、スポーク頂点をセンター寄りに置くことで、足長感まで狙っているのも抜かりない。
大柄ボディでも線が負けない理由
シュヴァート・クヴェルIIならば、アルファードの大きなクルマに対しても、その線の細さが埋もれてはいない。フロントまわりの押し出しが強い車両でも、ホイール側が過剰に騒がしいということはなく、面の張りや開口部の抜けで下まわりを軽く見せる。
スポークの伸びやかな流れがサイドビューの長さを受け止め、ボディの厚みを整理しているかのようだ。大柄なミニバンでありながら、足元だけが妙に主張しすぎる印象にならないのは、このバランスの取り方が大きいと見える。
また、カラーで表情が変わるのも注目ポイント。新色でもあるグリミットブライトシルバーは、高輝度シルバーのツヤと滑らかな質感で、メッシュの陰影を明るく引き出す方向。
対するグリミットブラックは、深みのある黒で立体感そのものを強く押し出す。アルファードのようにボディが大きいクルマだからこそ、この色差がそのまま足元のキャラクター差につながってくるようだ。
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シュヴァートというブランドは、立体感や面のつながりを重視した設計を持ち味としており、その源流は2007年に誕生したワークの「ヴァリアンツァ・シュヴァート」まで遡ることができる。ブランド名の由来は、ドイツ語で剣を意味する言葉。
だからこそクヴェルIIでも、シャープさや輪郭の緊張感が見事に演出されている。しかもアルファードだけでなくヴェルファイア、クラウン、ハリアー、レクサス RXまでミニバンやSUV問わず大き目のクルマに幅広く対応しているのが嬉しい。
価格は税込8万9100円からで、インチは19~22インチまで揃っている。ディスクカラーは、新色のグリミットブライトシルバーと既存のグリミットブラックのあわせて2色だが、カスタムオーダープランでは12色セミオーダーカラーに対応。グリミットブラックはステップリムも用意されている。また、2ピース構造によるミリ単位のインセットオーダーも可能。
P.C.D.も各インチごとでラインアップは異なるが、たとえば19インチでは7.5Jから12.5Jで、最大の22インチも8.5J~12.5Jとなっている。そのほかにも1万1000円で幅広い車種に対応できる特殊P.C.D.にすることもできるようだ。
その他サイズスペックや価格などに関する詳細は、ワーク公式サイト内商品紹介ページにて。
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