国内大手特装車メーカーの極東開発工業は、インド南部のチェンナイで建設を進めていた同国2ヵ所目の生産拠点が、このほど竣工したと発表した。すでに2月から操業をスタートしており、近隣する現地商用車メーカー向けにトラック荷台やダンプボディといった架装物およびトレーラなどを供給する。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部
写真/極東開発工業、SATRAC
インド国内向けの供給能力を増強し輸出も実施
極東開発は2020年、インド現地生産事業を強化すべく同国の特装車メーカー・SATRAC社を完全子会社化、グループ傘下とした。SATRAC社は同国有数の産業都市ベンガルールで、トラック向け架装物やトレーラの開発・生産を行なっており、今回操業を開始したチェンナイ工場は、SATRAC社の2番目の工場となる。
チェンナイ(タミル・ナドゥ州)、ベンガルール(カルナータカ州)ともにインド南部の都市で、いずれも近隣や州内に現地および外資系トラックメーカーの完成車工場が所在する。極東開発は、チェンナイ工場の新設で、SATRAC社の供給能力を増強する。なお、一部生産品目はベンガルール工場から移管しており、併せて生産体制の最適化も図られている。
また、チェンナイにはインド第2位の貿易港があるため、海外向け輸出製品の生産拠点としても新工場を位置付ける。主な輸出先はオーストラリアで、日本への出荷も計画、さらにそれ以外の市場での展開も進めていく考えだ。

