昨今のクルマには、自分好みに仕立てるための「裏設定」が数多く眠っています。取扱説明書の分厚さに負けて読み飛ばしたあのページに、実は日々の不満を一発で解消する「神機能」が隠されているかもしれません。エアコンの効きを早める裏技から、駐車時のストレスを減らす設定まで、最新モデルに潜む「意外と知られていない便利機能」の数々をご紹介しましょう。
文:吉川賢一/アイキャッチ画像:Adobe Stock_luismolinero/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】知らないと損する!愛車の「隠しコマンド」活用術 リモコンで窓が開く? 取説の奥に眠る「お宝設定」を掘り起こせ!!(6枚)画像ギャラリー猛暑の切り札!窓はリモコンで開け閉めできる
まずご紹介したいのが、スマートキー操作で窓を遠隔操作できる「ウインドウリモート開閉機能」です。メーカーやモデルによって名称や操作方法、対応条件に違いはありますが、基本的な発想は同じ。キーの解錠ボタンを長押しすることで、クルマに乗り込む前にすべての窓をスッと開けることができます。
トヨタや日産、スバルといった国産勢から輸入車まで幅広いメーカーで採用されていますが、装備の有無はグレードによっても違いがあったり、事前に設定が必要なケースもあります。
これからの季節、この機能は「最強の熱気対策」になります。防犯面を考慮するとクルマに乗りこむ寸前でないとできませんが、たった数秒前でもクルマに近づきながら窓を全開にするだけで、あのドアを開けた瞬間の「ムワッ」とした地獄の熱気を劇的に和らげることができます。わずかな差ですが、エアコンの負荷が減り燃費への貢献も期待できるでしょう。降車後に窓の閉め忘れに気づいても、わざわざ車内に戻ってイグニッションを入れる必要はありません。まずは自車の取説で「ウインドウ」「リモート」と検索してみてください。

リバース連動ドアミラーは自分仕様に記憶させることができる
バック時に助手席側ドアミラーが下を向く「リバース連動ドアミラー」。縁石や白線の確認に便利な機能ですが、「もう少し外側を映したい」「下向きすぎて逆に見づらい」と感じたことはないでしょうか。
実はこの機能、車種によってはミラーの角度を好みに合わせて調整できる場合があります。名称や作動条件、設定方法はメーカーごとに異なりますが、ドライビングポジションメモリーと連動して再現するタイプの車種もあり、クルマを家族で共有している場合でもドライバーごとの設定を使い分けることが可能です。輸入車では広く採用されている機能で、トヨタや日産、スバルなどの国内メーカー車でも、同様のカスタマイズに対応するモデルが存在します。
ドライバーの視点の高さや座高によって、見やすいミラー角度は大きく変わります。デフォルト設定では確認しづらいと感じていた人でも、自分に合った角度に調整できれば、駐車時のストレスはぐっと減るはずです。

ワンタッチウインカーは「3回固定」じゃない
軽くレバーを操作すると数回だけ点滅するワンタッチウインカー。ウインカーを戻す必要がないことから、とくに車線変更時には便利とされている機能で、欧州で採用が始まり、昨今は国産車でも、高級車から軽自動車まで広く設定されています。
ただ、進路変更は3秒前、右左折や転回は30メートル手前から合図を出し、行為が終わるまで継続するのが原則です。ワンタッチウインカーは便利ですが、点滅回数の少ないままでは状況によって合図不足と受け取られる可能性があるため、自車の設定は一度確認しておきたいところです。
そうした事情を考慮してか、近年は、車種によっては車両設定やディーラーでのカスタマイズにより点滅回数を変更できるモデルが増えてきています。また機能自体をオフに設定できる車種も多いです。
さらに覚えておきたいのが、誤って出した場合のキャンセル方法。逆方向に軽くレバーを操作すれば、即座にキャンセルできる仕様が一般的です。焦って強く操作してしまうと逆側のウインカーが作動して「右、左…」となってしまいますので、中央にリセットするような感覚で優しく触れるようにしましょう。







コメント
コメントの使い方