2026年は、トヨタ カローラの登場から60年の記念イヤー。60年で12代を数えるカローラだが、カローラといえば「派生車」も見逃せない。好評の中で独立車種となったものからヒッソリと消えていったものまで、カローラ派生車を振り返る。
※本稿は2026年2月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年3月10日号
子だくさんファミリー!? 派生車が多いのもカローラの魅力
初代カローラが登場した1966年の時点では、「カローラ」の名を冠した派生車、すなわちカローラファミリーがこれほどまでに充実し、存在感を放つとは、当のトヨタも思っていなかったかもしれない。
カローラの兄弟車として、2代目E20系へのモデルチェンジの際に加わった「スプリンター」は、元をただせば初代カローラに1968年設定された2ドアファストバッククーペのシリーズ名だった。人気を博したため独立した車名となり、スプリンター独自の派生車を生み出していった。
カローラの派生モデルとして真っ先に頭に浮かぶのはレビンだろう。2代目の時代、1972年、2ドアクーペのボディに115psを発揮するセリカ用1.6L・DOHCエンジンを搭載したのが初代「ニーナナ」だ。
以来、レビンはカローラ2ドアクーペ(一時期は3ドアリフトバックも設定)にハイパワーエンジンを搭載するスポーツモデルとして人気を博した。
一方で、時代に即した派生モデルを臨機応変に加えるのもカローラの特徴。1984年には2BOX・3ドアハッチのスポーティモデルとして「カローラFX」が登場。高級志向の7代目E100系時代には、流麗な4ドアハードトップの「カローラセレス」が加わった。
1997年にはユーティリティカーの先駆けとして2-2-2の3列シートを備えた「カローラスパシオ」がデビューした。そして最新型ではSUVのカローラクロスが人気を博している。
カローラの派生モデルは時代を敏感に反映しているのだ。
カローラの兄弟車「スプリンター」の時代
初代カローラのシリーズ名から独立した車名となったスプリンター。1970年のE20型デビュー時はクーペのみだったが、1971年8月にセダンを追加し、基本的にはカローラの兄弟車という位置付けとなる。
スプリンターにはカローラにはない独自の派生車が広がったのも特徴的。
1987年に登場した5ドアハッチバックの「シエロ」は一代限りで消滅したが、1982年に登場した「スプリンターカリブ」は3代目まで進化。
セダンのスプリンター本体が消滅した2000年以降もカリブだけは販売が継続され、2002年7月まで「スプリンター」の車名を残すこととなったのだ。
カローラレビンに対するスプリンタートレノは、フロントマスクを異デザインにするなど、個性を放ったが、レビンとともに2000年に販売を終了した。
【画像ギャラリー】スプリンターもレビンもいるでよ!! 本流も傍流も栄えまくったトヨタ カローラの派生車たち(22枚)画像ギャラリー

























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