2020年に登場したダイハツ「タフト」は、軽クロスオーバー黎明期に登場した異色の1台だ。スクエアな外観と190mmの最低地上高で存在感を放つ一方、スカイフィールトップや前後で役割を分けた室内設計など独自性も満載。見た目だけで終わらない“走れる軽”としての実力と、その評価の分かれる理由に迫る!
※本稿は2026年3月のものです
文:岡本幸一郎/車両解説:永田恵一/写真:奥隅圭之、ダイハツ
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
軽クロスオーバー黎明期に登場した個性派
実はタフトという車名は、むかーしむかしダイハツにあった小型の本格的なクロカン車の車名が復活したもの。現在のタフトは、まだ軽自動車のクロスオーバーがそれほどなかった2020年にいち早く登場した。
内外装ともカクカクした無骨なデザインが特徴で、最低地上高は190mmを確保している。165/55R15という軽自動車としては異例の大径タイヤを履くのもタフトならではだ。
「毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」をコンセプトに開発されていて、クルマの前半分と後ろ半分で異なる機能が与えられている。
前席はドライバーが乗って楽しむための「クルースペース」で、軽自動車にもかかわらず頭上に「スカイフィールトップ」を全車標準装備としたのが快挙だ。デビュー当初はこれでチヤホヤされたものだった。
後ろ半分は雰囲気が前席とはガラリと変わって、荷物を積むための「フレキシブルスペース」と割り切って、キズがつきにくい素材で構成されている。
見た目のイメージにふさわしく、走りもドライバーズカーとしてチューニングされていて、ほどよく引き締まった足まわりによりキビキビとした走りが楽しめる。
販売的にはやや伸び悩んでいるものの、ハイトワゴン全盛の時代だと考えると、善戦しているほうなのかもしれないけどね。
デビュー時の「チヤホヤ」をもう一度!?
ハスラーが直接的なライバルとなる軽クロスオーバーで、ダイハツ新世代のDNGAプラットフォーム採用車としては初期のモデルになる。
全グレードに標準装備される、前席頭上に置かれる大型ガラスルーフを最大の特徴に、それぞれCVTと組み合わせされる直3NAとターボを搭載。
●ダイハツ タフト Gターボ “ダーククロムベンチャー” 主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×1475×1630mm
・ホイールベース:2460mm
・車両重量:840kg
・エンジン形式:直3DOHC+ターボ
・総排気量:658cc
・エンジン最高出力:64ps/6400rpm
・エンジン最大トルク:10.2kgm/3600rpm
・モーター最高出力:―
・モーター最大トルク:―
・駆動方式:2WD
・サスペンション(前/後):ストラット/トーションビーム
・ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
・タイヤサイズ:165/65R15
・価格:176万円



















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