2025年10月に登場し、2026年1月には一充電あたりの走行距離を抑えめにして価格も抑えた「B5」を発表するなど、販売にも力が入る日産 リーフ。世間ではおおむね好評のようだが、ご意見番にはどうか? 国沢光宏氏が試乗レポート。
※本稿は2026年3月のものです
文:国沢光宏/写真:奥隅圭之、日産
初出:『ベストカー』2026年4月10日号
世間では好評の新型日産 リーフに国沢親方が試乗
●新型日産 リーフの主な進化ポイント
・EV専用プラットフォーム採用で滑らかな走りを追求
・パワフル&静かで滑らかに加速するパワートレーンに進化
・ハンズオフが可能なプロパイロット2.0をオプション設定
・一充電走行距離は「B7」が最大702km、「B5」が最大521km
Webなどの試乗レポートを読むと大絶賛されている新型リーフながら、最近の傾向なのか皆さん上手に褒める。
私も手放しで褒めておけば気分的に楽なんだけれど、クルマ通の皆さんが記事読んで自らのリーフ評価と比べられ「違うんじゃね?」と思われるのはイヤだ。
ということで等身大かつリベラルな紹介をしてみたい。試乗したの、最上級グレードのフル装備19インチタイヤだ。
まず運転席に座ってみる。新型リーフが使っているプラットフォームは、アリア(C~Dセグ)でデビューした『CMF-EV』となる。先代リーフはBセグだったため、すべてのスペックやパーツ類が上等になった。
ステアリングもチルトだけからテレスコ機能まで付く。ただ不思議なことにダッシュボード上面を見下ろす高めのドラポジだったりして。もう少し低く座りたい。
Dレンジをセレクトして走り出す。皆さん絶賛するスムーズかつ滑らかな乗り味やいかに?
リアサスがトーションビームからマルチリンクに格上げされるなどアップグレードされたが、試乗車は19インチだったこともあり、少しばかり”芯”のある乗り心地だった。プロトタイプに試乗した時と同じイメージ。機会があったら「乗り心地がいい」と言われる18インチに試乗してみたい。
ハンドリングは電気自動車の多くが低重心かつ前後の重量配分いいため、新型リーフも気持ちよ~く曲がってくれる。初代リーフで全日本ラリーに、2代目リーフで全日本EV選手権に出ていたこともあり、ポテンシャルの高さを感じます。
一般道を走っている限り「必要にして充分!」というより「必要にして充分過ぎる!」(笑)みたいな評価が最も合っていると思う。
新型リーフの売りになっているプロパイロット2.0も試してみた。
ADASのセッティングは日産の得意分野。速度計で130km/hまでのハンズフリーが可能になっている。東関東自動車道だと無双!
120km/hだってまったく問題なく直進するものの、電気自動車でロングドライブする時に好ましい90km/h巡航にセットすれば楽チン。このまんま八戸まで行ってフェリーに乗り北海道へ行きたくなる。
以上。新型リーフどうか? オサイフに余裕ある人なら使い勝手を考えたらいいチョイスだと思う。
ただ今回の試乗車、40万円相当のプロパイロット2.0など付いており、トータル約686万円。このくらいの予算になると外国車を含めれば新型リーフと同等以上の仕上がりを持つ電気自動車はほかにも存在する。安くない買い物なので、競合車を試乗してから決めたらいいと思う。
●日産 リーフ B7 G 主要諸元
・全長×全幅×全高:4360×1810×1550mm
・ホイールベース:2690mm
・車両重量:1920kg
・モーター最高出力:218ps/4400-11700rpm
・モーター最大トルク:36.2kgm/0-4300rpm
・一充電航続距離:685km
・モーター定格出力:70kW
・最小回転半径:5.2m
・タイヤサイズ(前・後):235/45R19


























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