クラシックスクーターの象徴「ベスパ」が誕生80周年を迎え、特別仕様の「GTS 80TH」が登場した。伝統的デザインと最新テクノロジーを融合した一台は、日常使いから趣味性までカバー。ベスパに憧れを持つ人はもちろん、プレミアムスクーターを探すユーザーにも見逃せないモデルだ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】ベスパGTS 80周年記念車登場! 伝統美と最新装備の全貌とは(10枚)画像ギャラリー80年の歴史を纏う特別な一台、その価値はどこにあるのか
1946年に誕生したベスパは、戦後ヨーロッパの復興とともに歩み、今や“自由とスタイルの象徴”として世界中に知られる存在だ。その節目となる80周年を記念して登場したのが「ベスパ GTS 80TH」である。
今回の特別仕様車でまず目を引くのが、専用カラー「ヴェルデ80TH」だ。1940年代のアーカイブから再現されたパステルグリーンは、単なるレトロではなく“原点回帰”を強く意識したもの。街中でも一目でそれとわかる存在感を放つ。
さらに注目したいのは、細部にまで徹底されたトーンオントーンの仕上げだ。ミラーやグラブレール、レッグシールドモールなどがボディ同色で統一され、サテン仕上げと光沢塗装のコントラストが上質感を演出。シートやグリップにも濃いグリーンを採用し、ミニマルでありながら大胆な印象を作り上げている。
クラシックだけじゃない、現代に通用する実力
見た目はクラシックでも、中身はしっかり現代仕様だ。搭載されるのは278ccの水冷4ストローク単気筒エンジン。最高出力23.8HPを発揮し、市街地からバイパス走行まで余裕のあるパフォーマンスを実現している。CVTによるオートマチックトランスミッションは扱いやすく、スクーターとしての利便性も高い。
装備面ではTFTカラーメーターや「Vespaマルチメディアプラットフォーム」を採用し、スマートフォン連携にも対応。クラシックな見た目とは裏腹に、現代ユーザーのニーズをしっかり取り込んでいる点は見逃せない。
また、専用ホイールには「Est.1946」のグラフィックを配置。初代「Vespa 98」を彷彿とさせるデザインで、往年のファンにはたまらないディテールとなっている。こうした“わかる人には刺さる演出”が、このモデルの価値をさらに高めているのだ。
価格は93万5000円とスクーターとしては高価だが、80周年という特別性、専用装備、そしてブランド価値を考えれば納得できる設定といえるだろう。単なる移動手段ではなく、“所有する喜び”を提供する一台である。
なお、受注は2026年5月1日から開始され、出荷は6月上旬を予定。台数や供給状況によっては早期に入手困難になる可能性もあり、気になる人は早めのチェックが賢明だ。
ベスパはこれまで1,900万台以上を生産し、近年も販売を伸ばしている。今回のGTS 80THは、その長い歴史の中でも特に象徴的なモデルになる可能性が高い。日常に“特別な一台”を求めるなら、このタイミングは見逃せないだろう。












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