ミライースターボの本領発揮! 楽しく走ってGRヤリスに次ぐクラス2位の快挙

ミライースターボの本領発揮! 楽しく走ってGRヤリスに次ぐクラス2位の快挙

 ミライースDSR が大人気となるなか、プロトタイプで全日本ラリーに挑戦してきた国沢親方にもプレッシャーがかかる状況に! ラリー親方にとって好成績が求められる一戦となった!

文:国沢光宏/写真:ベストカーWeb編集部

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ミライースDSRオーナーたちのためにも恥ずかしい走りはできない!

ミライースDSRの話題もあってか声援も一段と多い印象だ
ミライースDSRの話題もあってか声援も一段と多い印象だ

 ミライースチューンドバイD-SPORT Racing(以下ミライースDSR)の購入申し込みは100台限定のところ4000人以上が応募したそうだ。その中からモータースポーツ参戦予定者に絞った上、抽選となるそうな。

「100台の受注なかったらどうしようと」と真剣に考えていたダイハツ関係者も少なくなかったようなので、嬉しい大誤算だったと思う。となるとラリーに参戦している私もプレッシャーがかかる。

 遅ければガッカリさせちゃうし、かといって張り切ってのクラッシュも縁起悪い。ラリー佐賀では気合いを入れ過ぎたため霧に視界を奪われ軽くコースアウト。右前ロアアームを曲げてしまった。

 なんとか走行可能だったけれど、スペアパーツの用意もなくリタイアしなかったのが不幸中の幸いでした。「反省すればキチンと前進する!」はクルマ作りの原点。ラリー飛鳥では最低限のスペアパーツを用意しようということに!

ミライースDSRのテスト車両がスペアパーツ代わりになった
ミライースDSRのテスト車両がスペアパーツ代わりになった

 果たして金曜日にサービスパークへ行き、持ってきたスペアパーツのリストを聞いたら「これです!」。テストに使ったミライースDSRを1台丸々持ってきた(大笑)。なるほどこれならすべてのパーツが揃う!

 考えてみたらミライースの中古車って50万円も出せば買える。全部バラして部品にしたら完成車1台より高く売れるかもしれません。スペアのミライースをレッキ車に使えばさらに効率的ですね!

 閑話休題。ここにきてラリー業界ではミライースDSRの実力について話題になるらしい。私からすれば少しばかり面白くない内容なんだけれど、運転手の実力がわからないからクルマもわからないということ。

 たまに驚くほどいいタイムを出すと「クルマがいい」と思われ、遅いと「乗り手のウデの問題」みたいになるワケ。逆に考えれば速ければ「クルマのおかげ」。遅いと「運転手のせい」です(泣)。

楽しくて速い! ラリー車としての基本性能が備わっていると実感

いい走りを見せようといつも以上に気合が入る国沢親方
いい走りを見せようといつも以上に気合が入る国沢親方

 さて! その論争に今回決着が付きましたよ! 飛鳥戦にはミニサーキットを使うジムカーナみたいな700mほどのSSが2本設定されている。サーキットなので、加速&ブレーキ、そしてコーナリング速度がハッキリわかる。このSSを私は予選アタックのようにミスなく走り、ヒストリックカーやラリー始めてのドライバーを除けば実質的に最下位の56秒と56秒2だった。

 絶対的な動力性能が低い上、ミライースだけスポーツタイヤを履いているためコーナリング速度だって厳しい。なんたって皆さんラリー1戦で競技用タイヤ10本使う。ヨコハマのネオバは4本でラリー2戦持つのだった。

 なのにツイスティかつ「気合いのアクセル全開!」が求められる10kmと長くハイスピードなSS10のタイムを見ると、選手権に出ているラリーカー(ヒストリックカーを除く)だけで10台抜いた!

 しかもSS10は半分くらい登り。フラットだったり下りが多ければさらに良いタイムが出る。サーキットみたいな全開コースだと大して速くないミライースながら、一般道ならけっこう速いということだ。

ジムカーナのようなSSではさすがにタイムは出ないが楽しい!
ジムカーナのようなSSではさすがにタイムは出ないが楽しい!

 街乗りでも快適なネオバでこれほど楽しめるんだから超美味しい!少し調子に乗らせていただくと、ウデ悪くてクルマが速いならサーキットだって速いハズでしょ!

 何が言いたいかと言えば「とっても楽しいですよ!」。日本の美学として「絶対的な性能は高くなくてもウデで勝負出来る道具」が尊ばれる。サーキットだと動力性能で全く歯が立たない相手だって、ツイスティな林道であれば戦えるのだった。

 全てのラリー車に言えることながら、サーキットを走らせたらレーシングカーに勝てない。されど一般道に持ち込んだら強い!

 今回コ・ドライバーは2008年のラリージャパンから組んできた木原さん(本業は日産のデザイン部長です)。おそらく現役では一番多くの種類のラリー車に乗っている。その木原さんを曰く「なるほど国沢さんが楽しいと言っていることがよ~くわかりました。

サービス車両として荷台が伸びるハイゼットジャンボエクステンドもやってきた
サービス車両として荷台が伸びるハイゼットジャンボエクステンドもやってきた

 WRCドイツで乗ったMスポーツのワークスラリー車(フィエスタ)と同じ競技車両の雰囲気をしっかり持っていますね!」。結果はオープンクラス2位。

 今年のラリー飛鳥のコースは昨年より一段とグレードアップしていた。ラリージャパンに負けないような人家のあるSSや、2車線の良好な路面のワインディングロードまで含まれていた。リエゾンも飛鳥寺の周辺や吉野の山々を通り、リエゾンも飽きない。

 なにより沿道で手を振ってくれるファンや地元の皆さんも多く、とっても励みになりました。三河湾も佐賀も飛鳥も、毎年良いラリーになってきてます。

 遠からずミライースD-SPORT Racingの納車が始まると思う。地区戦ラリー向けのレギュレーションも検討中らしい。運良く購入出来たならぜひとも地区戦にエントリーし、存分に楽しんで欲しい。ブラインドコーナーを全開でクリアしていくワクワク感ときたら私の筆力だと表現できない。私も一度地区戦に出てもようと考えている。ぜひ一緒に走りましょう!

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