鮫ブル・ブタ目・マヨネーズ……令和のクルマ好きに受け継ぎたいクルマのあだ名3選

鮫ブル・ブタ目・マヨネーズ……令和のクルマ好きに受け継ぎたいクルマのあだ名3選

 クルマに付けられたあだ名やニックネームは、今でこそ、日産 R35GT-Rの「ゴジラ」が有名だが、それ以外はほとんど見かけない。そこで、50代以上のおじさんが記憶に残る、クルマのあだ名、ニックネームを紹介していこう。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、トヨタ、日産、ホンダ、いすゞ

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鮫ブル(日産 ブルーバードU 2000GTシリーズ:1973年8月~1976年2月)

日産 ブルーバードU。1970年型のポンティアック GTOに似たフロントマスクが特徴
日産 ブルーバードU。1970年型のポンティアック GTOに似たフロントマスクが特徴

 大ヒットした510ブルーバードの後継車となる4代目ブルーバードU。CMキャッチコピーは「愛されていますか。奥さん。充実した家族のブルーバードU」というもので、時代に合わせて車格の大型化、上級志向となった。

 発売当初はソツのないデザインだったが1973年8月のマイナーチェンジで、L20型2L、直6エンジンを搭載するため、ホイールベースを150mm延長し、フロントオーバーハングを55mm延長したロングノーズ仕様の2000GTシリーズ(GT、GT-E、GT-X、GT-XE)を発売。

 当時のポンティアックGTO(1970年式)にも似た四角の枠に丸い4灯のヘッドライトと2分割グリルのフロントマスクやエラのように見えるフェンダーのデザインが鮫を思わせることから「鮫ブル」と呼ばれた。また縦グリルとまたフロントノーズを延長したことがスカGに似ていることから「ブルG」とも言われた。

 このほか余談だが、尻下がりで販売不振に陥り、マイナーチェンジで修正するという前代未聞の2代目410型ブルーバードは、アニメ「ルパン三世」の映画「カリオストロの城」で、で銭形警部が2代目ブルーバードのパトカーに乗っていたことに由来し、「銭ブル」とも言われた。

ブタ目(トヨタ コロナマークII:1976年12月~1980年6月)

ジャガーXJを彷彿とさせるデザインの3代目トヨタ コロナマークII。それがなぜ「ブタ」なのか……
ジャガーXJを彷彿とさせるデザインの3代目トヨタ コロナマークII。それがなぜ「ブタ」なのか……

 ジャガーXJを彷彿とさせる英国車風デザインの3代目コロナマークII。単眼丸形2灯ヘッドライトのシンプルなフロントマスクから「ブタ目」の愛称で呼ばれた。カローラよりも上、コロナよりもひとクラス上の車格と上級志向で、クラウンよりも下という位置づけだった。

 インテリアは木目調パネルやモケット地のシートが採用され、ファミリーカーの枠を超えて、ちょっと贅沢なセダンとして人気を博した。エンジンは直4の1.6L、1.8L、2Lに加えて、2L、2.6の直6モデルもラインナップされた。ボディタイプは2ドアハードトップ、4ドアセダン、バンが用意されていた。

 この3代目マークIIから、2.6Lを搭載した最上級グレード「グランデ」が登場した。5代目からコロナの名が消え、マークIIという車名となり、部長以上はクラウン、課長はマークIIというポジションが広く世間一般に広まっていった。

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マヨネーズ(いすゞ ピアッツァ:1981年6月~1991年8月)

ジウジアーロデザインが高評価を受けたいすゞ ピアッツァ。リアからみるとマヨネーズの容器を寝かせたように見えなくもない
ジウジアーロデザインが高評価を受けたいすゞ ピアッツァ。リアからみるとマヨネーズの容器を寝かせたように見えなくもない

 ピアッツァは117クーペの後継として1981年6月に登場。デザインを担当したのは、117クーペと同じくジョルジェット・ジウジアーロ。言わずと知れた工業デザイン界の巨匠である。

 いすゞからの依頼を受けたジウジアーロは1979年のジュネーブショーに「アッソ・デ・フィオーリ(Asso di fiori=イタリア語でクラブのエース)」と名付けたコンセプトカーを出展。

 そのアッソ・デ・フィオーリの斬新なフォルムおよびディテールを「ほぼそのまま」とも言える形で量産車化したのが、1981年6月登場の初代ピアッツァだった。

ピアッツァ イルムシャー。只者ではないと思わせるデザインと装備だ
ピアッツァ イルムシャー。只者ではないと思わせるデザインと装備だ

 1985年11月には、ドイツのチューナーであるイルムシャーに足回りのチューニングを依頼した、イルムシャーが登場。イルムシャーが手かげた、しなやかな足回りに加え、MOMO製ステアリングとレカロ製シート、専用デザインのフルホイールカバーなどが特徴だった。

 1987年8月には一部改良でテールランプやアルミホイール、コンソールおよびステアリングのデザイン変更などを行なった。1988年6月にはXEハンドリング・バイ・ロータス(handling by LOTUS)を追加。

 こちらはMOMO製ステアリングと英国のロータスがチューンしたサスペンションとBBS製2ピースアルミホイール、7項目調節機構付きのバケットシートなどを装備した。1989年12月には最後のモデルとして、XEリミテッド・ハンドリング・バイ・ロータスを追加し、1991年8月に初代ピアッツァは販売を終了。

 なお通常モデルのほかに、GM車の日本輸入元だったヤナセで販売された「ピアッツァ・ネロ(Piazza Nero)」も存在する。ピアッツァ・ネロは内外装色にブラックも用意され、ピアッツァの特徴である異型2灯ヘッドライトは輸出仕様の4灯タイプになるなどの差別化が行われていた。

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