こんなマツダ見たことない!? 戦前の三輪トラックから幻のクルマまで! 歴史を変えた名車

こんなマツダ見たことない!? 戦前の三輪トラックから幻のクルマまで! 歴史を変えた名車

 1987年に「マツダ横浜研究所」として設立され、現在は「マツダR&Dセンター横浜」として、開発・研究を行っている施設がある。その一角、往年の名車が保管される特別な空間に展示されているマツダの秘蔵車の一部をご紹介しよう。

※本稿は2026年5月のものです
文:片岡英明/写真:奥隅圭之、マツダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月10日号

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マツダ T1500(1957年)

マツダ T1500(1957年)
マツダ T1500(1957年)

 東洋工業を名乗っていたマツダは、戦前から戦後にかけて日本有数の三輪トラックメーカーだった。1950年代半ばに積載量拡大と大型化を積極的に推し進め、荷箱の長さを伸ばすとともに低床、平床、一方開き、三方開きを用意するなど、多様化するユーザーニーズに応えている。

 1959年10月、T1100とともに送り出したのが、快適な鋼製キャビンを備えた2トン積みトラック「T1500」だ。大きなフロントウィンドウに曲面パネルを組み合わせたスタイリッシュな外観が注目を集めた。

 丸ハンドルと全輪ブレーキ、油圧クラッチなどを採用し、エンジンは当時の先端を行く1484cc水冷直列4気筒OHVだ。シンクロメッシュ式コラムシフトの採用で3名乗車を可能にしている。荷箱長は8尺と10尺、そして13尺だ。

マツダ コスモスポーツ プロトタイプ(1966年)

マツダ コスモスポーツ プロトタイプ(1966年)
マツダ コスモスポーツ プロトタイプ(1966年)

 2ローター式ロータリーエンジンを積むコスモスポーツのプロトタイプは、1964年の東京モーターショーで初公開され、これ以降は市販に向けて熟成に努めた。

 耐久信頼性を高めるために、北海道から九州までのマツダディーラーに47台の試作車を配車し、公道で走行テストを行った。

 撮影した試作車は発売前年の1966年に製作され、兵庫県のディーラーが担当した個体だ。

 量産型との違いは、2トーンに塗り分けられたボディで、ボンネット先端のマツダ・エンブレムやリアピラーのエンブレムもデザインが異なっている。

 インテリアは、アルミパネルの存在を主張するインパネやタコメーターとスピードメーターの位置、ブラックのレザー調シートなどが量産車とは違う。エンジンは単室容積491cc×2ローターの10A型だ。

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マツダ GA型 三輪トラック(1938年)

マツダ GA型 三輪トラック(1938年)
マツダ GA型 三輪トラック(1938年)

 戦前最後の新型3輪トラックが「GA型」だ。1938年に発売され、戦後の1949年まで生産されている。メーターまわりを緑色に塗ったことから「グリーンパネル」の愛称で親しまれた。

 GA型は、大ヒットしたKA型の発展型だが、三角形に開いたフレームを採用し、最大積載量を500kgにまで引き上げた。

 エンジンも排気量を669ccまで拡大し、余裕を増している。ハンドルのグリップ部分を捻ってアクセルを開閉する機構も新しい試みだ。

 戦後は1947年に生産を再開したが、リアフェンダーは加工しやすい角形に変えられた。

マツダ RX-01(1995年)

マツダ RX-01(1995年)
マツダ RX-01(1995年)

 1995年の第31回東京モーターショーに参考出品した2+2レイアウトのスポーツクーペが「マツダ RX-01」だ。RX-7の先にあるRE搭載のスポーツカーで、RX-8のルーツだった。RX-7よりコンパクトだが、キャビンもトランクも広い。

 心臓は新開発。ドライサンプ化し、排気側もサイドポートとした自然吸気の13B型(654cc×2)MSP-REで、これをフロントミドに搭載。足まわりは4輪ダブルウィッシュボーンを採用。

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