ハイブリッド化で燃費が向上しても、燃料タンクが小さくなれば航続距離は思ったほど伸びない。ところがレヴォーグ レイバックS:HEVは、1.8Lターボ車と同じ63Lタンクを確保。WLTCモード燃費19.0km/Lとの組み合わせで、計算上は1000kmを大きく超える実力を持つ!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】やっぱタンレザーいいなぁ!! ハイブリッドだけしか選べない内装色がコレ(5枚)画像ギャラリー単純計算なら航続距離は1197km!!
レイバックS:HEVのWLTCモード燃費19.0km/Lに、燃料タンク容量63Lを掛けると1197km。カタログ値を使った単純計算ではあるものの、無給油で1000kmを超えられる可能性を示す数字だ。
1.8Lターボ車はWLTCモード燃費14.1km/Lで、タンク容量は同じ63L。こちらの単純計算上の航続距離は888.3kmだから、S:HEVは約309km長いことになる。東京から名古屋へ往復するような長距離移動でも、給油回数を減らせそうな差だ。
もちろん、1197kmを必ず走れるわけではない。WLTCモード燃費は定められた試験条件で測定された数値であり、渋滞、気温、エアコンの使用、乗車人数、荷物、速度によって実燃費は変わる。また、燃料を完全に使い切る走り方も現実的ではない。
それでも、実用上の航続距離に十分な余裕を期待できるのは確か。ガソリンも1.8Lターボ車と同じ無鉛レギュラー仕様なので、長距離旅行で給油場所や燃料価格に神経質にならずに済む。
63Lを守るためPCUをエンジンルームへ
S:HEVは2.5L水平対向エンジンに、駆動用と発電用の2モーターを組み合わせる。そのうえ高電圧バッテリーやPCU(パワー・コントロール・ユニット)も必要になるため、車内の限られたスペースをどう使うかが難題となる。
そこでSUBARUは、ハイブリッドシステムを制御するPCUをエンジンルーム内へ配置。燃料タンクのスペースを削らず、ガソリン車と同じ63Lを維持した。バッテリーパックは荷室下へ搭載しているため荷室容量は1.8Lターボ車より減ったが、それでも429Lを確保する。
燃費面ではシリーズ・パラレル方式の強みも効く。発進や低速域ではモーターを積極的に使い、高速道路などエンジンが得意な領域ではエンジン駆動を活用。さらに良好な路面を安定して走る場面では、後輪への駆動を切り離してFWD走行とし、機械的・電気的な損失を抑える。
長距離性能は燃費だけで決まらない。給油回数の少なさ、レギュラーガソリンの気軽さ、荷物を積めるワゴンボディ、長時間でも疲れにくい乗り心地まで含めてこそ本物だ。その点でレイバックS:HEVは、まさに「遠くへ行くためのストロングハイブリッド」といえる。
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