ソリオの全幅は1645mm。一般的な5ナンバーミニバンよりひと回り細く、軽自動車からでも乗り換えやすい。それなのに室内幅は1420mm、乗車定員は5人。日本の道路と駐車場、家族の使い方を巧みに読み切ったパッケージだ。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ソリオってルーミーより横幅ちっちゃいの!? 考えられたサイズがコレ(5枚)画像ギャラリー全幅1645mmから室内幅1420mmを生み出す妙技
現行ソリオのボディサイズは全長3810×全幅1645×全高1745mm。5ナンバーサイズに収まるだけでなく、全幅1695mm級のコンパクトミニバンより50mm細い。狭い住宅街ですれ違うときや、スーパーの駐車場でドアを開けるとき、この50mmが地味に効く。
全長も4mを大きく下回り、最小回転半径は4.8m。背の高いボディと広いガラスエリアによって周囲を確認しやすく、運転に不慣れな人でも車両感覚をつかみやすい。大きなミニバンを持て余す家庭には、まさに現実的なサイズだ。
ところが室内寸法は長さ2500×幅1420×高さ1365mm。ホイールベースを2480mm確保し、エンジンルームや内装部品をコンパクトにまとめることで、限られた車体を乗員空間へ振り分けている。
後席はしっかり3人掛けできる5人乗り。大人3人で長距離を移動するにはさすがに余裕たっぷりとはいかないが、家族4人に祖父母のどちらかが加わる場面には対応できる。4人までしか乗れない軽スーパーハイトワゴンとの大きな違いである。
165mmスライドで後席と荷室を使い分ける
ソリオの後席は左右独立で165mmスライド可能。最後端まで下げれば膝まわりにゆとりが生まれ、チャイルドシートへ子どもを乗せる作業もしやすい。前席中央にはウォークスルーがあり、雨の日でも車外へ出ずに前後席を移動できる。
荷物が増えたら後席を前へ。5人乗車時の荷室床面長は、後席最後端で550mm、最前端なら715mmまで拡大する。乗員の足元と荷室を、その日の予定に合わせて配分できるわけだ。2WD車には床下のサブトランクもあり、背の高い荷物や普段使わない小物を収納できる。
さらに後席両側スライドドア、低いステップ、乗降グリップを採用。ハイブリッドMZなら両側が電動となり、ロールサンシェードやスリムサーキュレーターも備わる。狭い駐車場、子どもの送迎、夏場の後席という家族グルマの弱点を、ひとつずつ潰しているのがうまい。
1.2Lマイルドハイブリッドは5人乗車や高速道路にも対応し、2WD車のWLTCモード燃費は22.0km/L。3列目が必要ない家族にとって、ソリオは「小さなミニバン」ではない。必要な広さだけを運転しやすい車体に詰め込んだ、日本向けファミリーカーの最適解なのだ。
【画像ギャラリー】ソリオってルーミーより横幅ちっちゃいの!? 考えられたサイズがコレ(5枚)画像ギャラリー







コメント
コメントの使い方