広い室内と両側スライドドアを備えるソリオだが、日々の家計を考えれば燃費も気になるところ。現行型は全車にマイルドハイブリッドを搭載し、2WDならWLTCモード22.0km/Lを実現する。この数字は、ファミリーカーとして本当に優秀なのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
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現行ソリオは、全グレードにZ12E型1.2L 3気筒エンジンとCVT、マイルドハイブリッドを組み合わせる。ISGと呼ばれるモーター機能付き発電機が減速時のエネルギーで発電し、その電力を専用バッテリーへ蓄える仕組みだ。
加速時にはISGがエンジンをアシストし、ガソリンの消費を抑制。モーターだけで長距離を走るフルハイブリッドとは違い、あくまでエンジンを陰から支える黒子役である。そのぶんシステムは小型で、車重や価格の上昇を抑えやすい。
さらに、ブレーキを踏んで約10km/h以下になるとエンジンを停止するアイドリングストップも採用。蓄冷材を使ったエコクールにより、アイドリングストップ中も一定時間は冷風を維持できる。信号の多い街中で燃料を節約しつつ、夏場の不快感を抑える工夫だ。
燃費は2WDが全グレード共通でWLTCモード22.0km/L、4WDでも20.7km/L。背が高く、スライドドアを備えた5人乗りコンパクトとしては十分に優秀な数字といえる。
年間1万kmなら計算上のガソリン代は約8万1800円
レギュラーガソリンを1Lあたり180円、年間走行距離を1万kmとして単純計算すると、22.0km/Lで走った場合の年間ガソリン代は約8万1800円。18.0km/Lのクルマなら10万円となるため、その差は年間約1万8200円、5年間では約9万1000円に広がる。
もちろんWLTCモード燃費は試験値であり、短距離走行、渋滞、急加速、エアコン使用などで実燃費は変化する。とくに送迎や近所への買い物ばかりでは、カタログ値どおりに走るとは限らない。それでも、毎日の出費を抑えられる素性はしっかり持っている。
さらに注目したいのが、安価なグレードでも燃費が変わらないこと。2WD価格はハイブリッドMGが192万6100円、ハイブリッドMXが205万1500円、ハイブリッドMZが224万8400円だ。家計最優先ならMG、快適装備とのバランスならMXが狙い目となる。
軽自動車より税金や保険料で不利な部分はあるが、5人乗車の余裕と1.2Lエンジンの走り、広い室内を考えれば納得感は高い。ソリオのマイルドハイブリッドは燃費だけで驚かせるタイプではない。購入価格と実用性まで含め、無理なく家計を助ける堅実派なのだ。
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