全長3810mmのコンパクトボディながら、背の高い室内と多彩なシートアレンジを持つソリオ。普段は送迎や買い物に使い、週末はそのまま“小さな宿”にできるのか? 室内寸法や純正アクセサリーから、車中泊グルマとしての実力を検証したい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】余裕で寝られるのに5ナンバーって神すぎない!? しかも広すぎるぞソリオ(5枚)画像ギャラリー室内高1365mmとフルフラットアレンジが武器
現行ソリオの室内寸法は長さ2500×幅1420×高さ1365mm。室内長2500mmはインパネ付近から後方までを測った数値なので、そのまま同じ長さの寝床になるわけではない。それでも全長4m未満のクルマとしては、前後にも上下にも余裕がある。
特に効くのが1365mmの室内高だ。大人が立って着替えられる高さではないが、車内に座ったまま荷物を整理したり、寝具を敷いたりしやすい。圧迫感も少なく、横になった際に天井が近すぎないのは大きな利点だ。
シートアレンジには「2人+大きな荷物」「2人+長い荷物」に加え、前席と後席をつなげるフルフラットも用意される。後席はスライドとリクライニングが可能で、乗車人数や荷物に応じて空間を調整できる。
助手席側を中心に寝床を作れば、運転席を残したソロ車中泊も可能。左右を使えば大人2人が休む空間も作れるが、荷物の置き場は少なくなる。快適性重視なら大人1人、現実的な上限は大人2人と考えたい。家族4人全員が就寝するにはさすがに厳しい。
“フルフラット”でも段差対策は必須!!
注意したいのは、ソリオのフルフラットが完全な平面ではないこと。座面と背もたれの境目や前後席の隙間、傾斜が残るため、そのまま寝れば身体が痛くなりやすい。
そこで用意されるのが純正リラックスクッションだ。サイズは全長210×幅54×厚さ2cmで、価格は1セット2万5850円。運転席側と助手席側の両方へ敷くなら2セット、合計5万1700円となる。ただし、このクッションを使っても一番前には段差が残り、前方へ傾斜するため完全なフラットにはならない。
快眠を狙うなら、さらに厚手のマットや枕で凹凸を調整したい。純正のフロント/リアプライバシーシェードを使えば、外からの視線や早朝の日差しも遮りやすい。リアドア内蔵のロールサンシェードは便利だが、完全な目隠しにはならない点にも注意が必要だ。
就寝時は必ずエンジンを停止し、換気と暑さ・寒さ対策も忘れてはいけない。荷物を寝床へ置いたままにしない工夫も必要となる。
本格キャンピングカーのような平らなベッドや電源設備はない。それでも普段使いのしやすさを失わず、ソロや大人2人で一晩休める空間を作れるのがソリオの魅力。マットと目隠しを準備すれば、思い立った週末に出かけられる“小さな旅グルマ”として十分に楽しめる。
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