2026年5月の改良で、スズキ エブリイ/エブリイワゴンのメーターが大変身。長年親しまれたアナログ速度計に代わり、車速を数字で示すデジタルスピードメーターを採用した。毎日乗る働くクルマにとって、本当に見やすい進化なのか。表示内容と使い勝手をチェックしよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】エブリイワゴンにステアリングヒーター!? 知らぬ間にめっちゃ豪華になってた件(6枚)画像ギャラリー大きな数字で速度が一瞬にしてわかる
従来型のエブリイ/エブリイワゴンは、針が円形の目盛りを指すオーソドックスなアナログメーターを採用していた。見慣れた安心感はあったものの、デザインには少々古さも感じられた。
新しいメーターは横長の黒いパネルとなり、左側にデジタル速度計、右側にマルチインフォメーションディスプレイを配置する。速度表示は白い大きな数字だ。針の位置と目盛りを読み取る必要がなく、視線を向ければ現在の速度が瞬時にわかる。
とくに住宅街や制限速度が頻繁に変わる道路では使いやすそうだ。配達や訪問作業で一日に何度も発進と停止を繰り返すドライバーにとって、「いま何km/hか」が一目でわかる効果は大きい。
いっぽう、速度の上がり方や下がり方は、針の動きで示すアナログ式のほうが直感的に把握しやすい。加速中は数字が次々と切り替わるため、初めは少し落ち着かなく感じる可能性もある。それでも数字が大きく、背景とのコントラストも明確。絶対的な速度の読みやすさでは新型が一枚上手だ。
エブリイはモノクロとカラーの2種類を用意
エブリイの標準メーターでは、右側にモノクロのマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせる。平均燃費や瞬間燃費、航続可能距離、外気温、シフト位置、オドメーターなど、日常や仕事で必要な情報を表示できる。
JOINターボに11万5500円のアップグレードパッケージを装着すると、右側がカラーディスプレイに進化。タコメーターや平均車速、運転支援機能の作動状況などを、グラフィカルに表示する。特別仕様車Jリミテッドも充実した表示内容を持つ。
エブリイワゴンは全車がカラーディスプレイだ。左側の大きな速度表示はエブリイと共通だが、右側には縦型のタコメーターや燃料計、時刻、外気温、ACCの車間設定などを集約。全車ターボのエブリイワゴンでは、エンジン回転数を視覚的に確認できる点もうれしい。
黒基調になったインテリアとの相性もよく、メーターだけが派手に浮いて見えることはない。表示領域を左右に整理したことで、情報量を増やしながら見やすさを保っている。
アナログの針が持つ味わいは薄れたが、エブリイに求められるのは雰囲気よりも正確さと疲れにくさだ。大きな数字ですぐに速度を確認できる新メーターは、働く軽バンにもレジャーワゴンにも理にかなった進化といえる。
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