2026年7月にマイナーチェンジしたフィットの最安タイプが、ガソリンFFのXだ。価格は180万6200円で、上級のZより33万8800円も安い。エントリータイプらしく装備は簡素だが、安全性や使い勝手まで削られているわけではない。Xで本当に十分なのか、内容を確認しよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】個人的には断然フィット推し!! 後席の広さ&シートアレンジが有能すぎる(5枚)画像ギャラリーHonda SENSINGも電動パーキングブレーキも標準!!
Xが搭載するのは、最高出力118ps、最大トルク142Nmを発生する1.5LガソリンエンジンとCVTの組み合わせ。WLTCモード燃費は18.3km/Lだ。e:HEVのような電動感はないものの、車重1080kgのボディには十分な動力性能を持つ。
安全装備も手厚い。衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、渋滞追従機能付きACC、車線維持支援システム、トラフィックジャムアシスト、パーキングセンサーなどを含むHonda SENSINGを標準装備する。
さらに電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールド、Hondaスマートキー、全ドアのワンタッチ式パワーウインドウ、運転席ハイトアジャスターも付く。後席は座面の跳ね上げと背もたれの前倒しができる6対4分割式。フィット自慢の多彩なシートアレンジも、最安Xでしっかり使える。
快適装備を割り切れるならXで十分だ
価格を抑えたぶん、分かりやすく省かれた装備もある。ヘッドライトはハロゲン式で、エアコンは温度を自分で調整するマニュアル式。ステアリングはウレタンの2スポークで、足元も15インチスチールホイール+シルバーのフルホイールキャップだ。
Zに標準となる本革巻3スポークステアリング、前席シートヒーター、IRカットガラス、リアセンターアームレスト、アームレスト付きセンターコンソールボックスも備わらない。ナビやETCも別途用意する必要があり、快適装備を追加していくと価格差が縮まりやすい点には注意したい。
それでも全長3995mm、全幅1695mmの扱いやすい5ナンバーサイズや、最小回転半径4.9mの小回り性能は上級タイプに見劣りしない。安全装備も十分で、通勤や買い物を中心に使うならXで困る場面は少ないはずだ。
結論は、ハロゲンライトとマニュアルエアコンを許容できるならXで十分。豪華さより安さと実用性を重視する人にとって、180万6200円のXは、フィット本来の便利さを手頃に味わえる賢い選択だ。
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