今を去ること60年前。1966年11月にデビューしたのが初代トヨタ カローラ。日本の大衆車の代名詞として親しまれ、12代目となった現行車が今なお販売され続けている。日本の道路に華々しい足跡を刻み続けるカローラの歴史を振り返る。
※本稿は2026年8月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
2026年で還暦! カローラ60年のあゆみ
初代カローラは1966年11月3日から販売を開始しており、2026年で60周年を迎える。現存する日本車では、ランドクルーザー(1954年登場)、クラウン(同1955年)、スカイライン(同1957年)に次ぐ4番目に長い、60年12代の歴史を持つ。
カローラは世界150カ国以上の国と地域で販売され、累計販売台数は5700万台(2025年末)を突破し、単一ブランドとしては世界最多。
国内販売は初代末期の1969年から、9代目の2年目までトップを死守。2002年にホンダ フィットに奪首され連続日本一は33年でストップしたが、負けてニュースになるのは王者たるゆえん。だが、以降はトップに立てず。
クロカン、ミニバン、コンパクトカー、SUVと次々に訪れたブームのなか、小型セダンで孤軍奮闘していたが、極度のセダン不人気から11代目では消滅説も出た。
それを跳ね除けたのが現行の12代目。初代が掲げた「プラスアルファの魅力」に原点回帰し、デザイン、走り、使い勝手などを見直した。
代を重ねるごとにハードは着実に進化。保守的で面白みに欠けるなどと揶揄されることもあるカローラだが、極度に自己主張しない美学が日本人の心のクルマと言われる理由だろう。
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