トヨタ プロボックスは、HEVとガソリン車で荷室の寸法が変わらない。ところが最大積載量は、ガソリン車の400kgに対してHEVは350kgと50kg少ないのだ。燃費や価格、4WDの有無にも違いがある。購入後に後悔しないため、それぞれの得意分野を整理しよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ
【画像ギャラリー】50kg減っても広いゾ!! 使い勝手バツグンすぎな働きマンの味方がコレ(4枚)画像ギャラリー荷室は同じなのにHEVは50kg積めない!?
2名乗車時の最大積載量は、ガソリン車が400kg、HEVが350kg。5名乗車時もガソリン車の250kgに対し、HEVは200kgとなる。どちらも50kg差だ。
50kgと聞けば小さな違いにも思えるが、25kg入りの資材なら2袋分。工具や機材を満載する仕事では無視できない。最大積載量を超えると安全性だけでなく、法令上も問題になるため注意が必要だ。
原因は荷室の広さではなく、パワートレーンの重量にある。HEVはエンジンに加えて、モーター、駆動用バッテリー、パワーコントロールユニットなどを搭載するため、車両重量が1160kgとなる。ガソリン車の1090kgより70kg重い。
そこで車体や足まわり、制動性能などを含めた条件に合わせ、HEVの最大積載量は50kg少なく設定されている。駆動用バッテリーは後席下に収められており、荷室そのものを圧迫しない。
荷室寸法は両車共通で、2名乗車時の長さ1810mm、最大幅1420mm、高さ935mm。自転車やキャンプ用品など、軽くてかさばる荷物ならHEVでも使い勝手は変わらない。問題になるのは、密度の高い資材や大量の商品を運ぶ場合だ。
燃費と街乗りはHEV、積載量と4WDはガソリン車
HEVの強みはWLTCモード24.2km/Lという低燃費。ガソリン2WDの17.3km/L、4WDの15.1km/Lを大きく上回る。発進時には最大トルク169Nmのモーターが力を発揮し、荷物を積んでいても滑らかに走り出せる。静粛性も高く、通勤や普段使いの愛車として快適だ。
価格は最安ガソリン車Gが196万5700円、最安HEVのGXが208万5600円。差額は11万9900円に収まるため、走行距離が多ければ燃料代で取り戻しやすい。
一方、HEVは2WDのみ。ガソリン車には4WDがあり、雪道や滑りやすい現場へ入る人には大きな差となる。最大積載量400kg、50Lの燃料タンク、シンプルな構造も、道具として酷使するユーザーには魅力だ。
結論として、重量物を日常的に積む、あるいは4WDが必要ならガソリン車。荷物がキャンプ用品や自転車など中心で、燃費と静かさを重視するならHEVがお薦めだ。50kg減は商用車として明確な弱点だが、個人の趣味グルマなら350kgでも十分。何をどれだけ積むかが、プロボックス選びの分岐点となる。
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