発売から7年近くが経過したトヨタ ライズの勢いが再び増している。2026年7月は1万3068台を販売し、前年同月比183.2%を記録。SUV販売では7カ月連続の首位となった。新型車でもないライズが、なぜここへきて再び売れているのか?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】このちょうどよさ……人気でるのも納得 爆売れ中ライズの内外装をイッキ見!(9枚)画像ギャラリー1年間で販売台数が5933台も増えた!!
ライズの2025年7月の販売台数は7135台。それが2026年7月には1万3068台まで増えた。1年間で5933台、率にして83.2%増となる。
少し紛らわしいが、「前年比183.2%」は183.2%増えたという意味ではない。前年を100%とした場合の183.2%で、増加分は83.2%だ。それでも販売台数が約1.8倍になったのだから、十分に“爆売れ”と呼べる。
登録乗用車全体では1万3679台のヤリスに次ぐ2位だが、SUVに限れば7カ月連続の首位。さらに2026年1~6月の累計も6万1946台で総合4位につけており、7月だけ突然跳ね上がったわけでもない。
ただし、登録台数は受注の多さだけでなく、生産や販売店への配車、納車時期にも左右される。前年比183.2%という数字を、人気だけですべて説明するのは早計だろう。それでも年間を通して上位を走っている事実から、需要そのものが強いことは間違いない。
周囲が高く大きくなってライズの魅力が際立った
再加速の背景として考えられるのが、SUVの大型化と価格上昇だ。最新モデルが高機能になる一方、車両価格が300万円を超えるコンパクトSUVも珍しくない。そのなかでライズは、ガソリンXなら180万700円から。いまや軽自動車の上級グレードも視野に入る価格だ。
全長3995mm、全幅1695mmという5ナンバーサイズも強力。背が高くて見晴らしがよく、外観はきちんとSUVらしい。それでいて狭い道や駐車場でも持て余しにくいという、日本で使うクルマとしての“ちょうどよさ”がある。
パワートレーンも、WLTCモード20.7km/Lの1.2Lガソリン、同28.0km/Lのハイブリッド、1Lターボを積む4WDから選択可能。安さ、低燃費、雪道性能という異なるニーズを、1車種でカバーしている。
ライズが急に新しくなったわけではない。むしろ周囲のSUVが大きく、高く、複雑になるほど、手頃で扱いやすいライズの価値が相対的に高まったのだ。前年比183.2%は、熟成モデルの逆襲を示す数字なのかもしれない。
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