クルマには通常用意されたグレードのほか、付加価値をつけて設定される「特別仕様車」がある。たいていの場合はお得になっているものだが、はたしてどの程度のお得感なのだろうか? 渡辺陽一郎氏に徹底調査していただいた!!
※本稿は2026年8月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:スバル、トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
スバル クロストレック リミテッドブラック(2026年4月2日発表)
ベース車はクロストレックリミテッドで、まず8万8000円でオプション設定している11.6インチセンターディスプレイを使ったナビゲーション機能を標準装着した。
色彩の変更も多く、外観ではルーフスポイラーやドアミラーのブラック塗装、内装ではドアトリムなどのブラック化を実施した。そのほかの色彩変更も多い。
さらにシート生地は、プレミアムS:HEVと同じ仕様に上級化した。これらを価格換算すると16万円相当で、車両価格は据え置きなので、実質的に16万円の値引きを行っている。
●主な特別装備
・ダークメタリック18インチアルミホイール
・ブラック塗装フロントグリルバー
・ブラック塗装ドアミラー
・ブラックルーフ&ピラートリム など
●お買い得度:★★★★★
トヨタ カローラツーリング アクティブスポーツ 60周年記念仕様(2026年5月12日発表)
ハイブリッドW×Bに、専用チューンサス(2WDのみ)、ロッカーモール(ボディ下側の装飾)を加えて、アルミホイールやリアスポイラーの色彩もブラックに変更した。
内装ではシートを上級化してアルミペダルも装着している。15万円相当の価値を加えて、価格アップは10万3400円に抑えたので買い得だ。
●主な特別装備
・記念ロゴステッカー
・記念ロゴ付合成皮革巻きインパネ
・専用チューニングサスペンション(2WD)
・ブラック塗装アルミホイールなど
●お買い得度:★★★★☆
トヨタ カローラクロス Z“アドベンチャー”(2026年7月1日発売)
カローラクロスZをベースに、専用デザインのフロントグリルとグリルモールを加えて、内外装の色彩も変更した。その一方で、シート生地はベースグレードでは本革だが、Zアドベンチャーは合成皮革に変えられた。一番の注目点は、フロントマスクの形状がSUVらしい野性味と存在感を強めたことだ。
Zアドベンチャーの価格は、ベースグレードのZに比べて4万9500円高い。シート生地が合成皮革に下がったので、実質的には15万円前後の価格アップになる。それでもこの外観に魅力を感じるユーザーには選ぶ価値がある。
●主な特別装備
・専用ラジエターグリル
・専用フロント&リアバンパーロアガーニッシュ
・マットグレーメタリック塗装17インチアルミホイール など
●お買い得度:★★★☆☆
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