ついに登場したBYD ラッコ。かわいらしい名前と裏腹に、日本の軽自動車を研究し尽くした強力な一台。内装の質感や座席の座り心地も素晴らしいが、やはり驚くのは価格。補助金利用ならベースグレードで200万円を切ってきたのだ!!
※本稿は2026年8月のものです
文、写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年9月10日号
日本の軽自動車を調べ尽くしてきた!
ラッコ自体の完成度もなのだが、注目は残価設定プランにある。軽EVでダントツの残価率5年50%をマークするのだ。
ベースグレードであれば頭金なしで均等払いを選んでも月々2万円を切る。これだけでも飛びついてしまいそうだが、新車保証もただモノじゃない。
一般的な車両保証などは6年15万kmまで。注目は納車時の電池容量から70%を下回ったら交換してくれるという内容。しかも8年16万kmという脅威の内容なのだ。
未試乗だが、質感も凄まじい。BYDといえば大画面だが、新型ラッコも同様で画質のよさも売り。
「軽」としての当たり前機能も装備
嬉しいのがエアコンパネルが物理ボタンであること。ボタンの感触もお見事で、軽自動車を超えたといっても過言ではない。
座り心地はライバル勢よりも硬めな印象だが、しっかりと身体をホールドしてくれるのだ。上級グレードは合成皮革、お手頃モデルはファブリックとなり、どちらも同じ印象であった。
軽自動車を研究しつくしたと感じる機能も多々。たとえばシートアレンジ。後席はチルトアップ機構まで備えるが、イジッた印象ではN-BOXに似た操作感。
加えてムーヴキャンバスで好評のカップホルダーを温める機能まで装備。ワゴンRなどのスズキ車の伝統ともいえる汚れモノを収納できる助手席下のバケツまで備わる。
国の補助金が15万円とはいえ、それ抜きでも十二分な価格で勝負してきた新型ラッコ。これはかなりの強敵となりそうだ。
座り心地の良い後席だが……シートの重さが気になる
チルトアップ機構まで備わるというだけで軽自動車を本気で研究したことが窺える。操作方法はN-BOXなどホンダ勢とまったく同じなので、乗り換え勢もなんなく操作できるハズ。
後席の座り心地は上級グレードもベースグレードも良好なのだが、シートが国産勢に比べると少々重い。N-BOXなどからの乗り換えだとびっくりしてしまうほど。
●BYD RACCO 200 主要諸元
・全長×全幅×全高:3395×1475×1800mm
・ホイールベース:2520mm
・車両重量:1160kg
・総電圧:224V
・総電力量:22.4kWh
・最高出力:47kW(64ps)
・最大トルク:160Nm(16.3kgm)
・一充電走行距離:210km(上級グレードは320km)
・WLTCモード燃費:120Wh/km
・価格
200:214万5000円
300Plus:239万8000円
300Premium:249万7000円



















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