突然報じられたホンダの危機。有識者たちは「ホンダらしさを取り戻すことが復活の鍵」というが、はたしてホンダらしさとは何か? ここではホンダを愛する評論家諸氏に、それぞれのホンダらしさと「我が推しホンダ」を教えていただいた。
※本稿は2026年8月のものです
文:中谷明彦、竹岡 圭、嶋田智之/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
中谷明彦氏の「推しホンダ」……CB750F&モトコンポ
僕にとってのホンダは2輪メーカーでありながら、F1に参戦して優勝するという1970年頃のイメージ。早く16歳になって免許を取得し、ホンダに乗りたかった。
そして1980年にCB750Fを見た時に、DOHC直列4気筒4バルブエンジン、ジュラルミン鍛造セパレートハンドル、5本スポークアルミホイールなど、メカニカルな美しさに衝撃を受け購買欲マックスに。
実際に所有できたのは1983年頃。CARトップ誌の編集部員時代に中古でやっと手に入れた。その性能と重さは乗りこなせなかったが、後に登場したモトコンポは車載できるというホンダらしい発想で即購入。F3000時代にはパドック移動の足として常に車載して活用。近年まで所有していた。
竹岡 圭氏の「推しホンダ」……ビート&CR-Xデルソル
軽新規格前サイズのミドシップオープンスポーツカー。NAエンジンのパワーバンドは5500〜6500rpm。ショートストロークの5MTを駆使して軽快に操るバイクのようなクルマは、2&4輪メーカーのホンダだからこその作品。
ビートから始まり、カプチーノ、リーザスパイダー、AZ-1など、平成スポーツカーの一時代を築き上げた立役者でもあります。
大人の本気の遊び心を感じるインテリア、運動性能のために前後異径タイヤを履き、どアンダーステアではありましたが、シフトを駆使してエンジンをブン回して一緒に走っている感がまさにザ・ホンダでした。
嶋田智之氏の「推しホンダ」……CR-X 1.5i&初代シティ
ホンダの“らしさ”は人によってさまざまだけど、僕にとってのそれは“スマート&スポーティ”。中学時代に憧れたCB400F以来のイメージで、19歳だった1983年登場のCR-Xもその延長上にあった。
キャッチフレーズは“デュエットクルーザー”。コーダトロンカの小さなクーペは事実上の2シーターで、甘いドライブデートにうってつけ。そのうえ800kg程度の軽さと超ショートホイールベースが生む鋭いハンドリングを武器に、排気量が0.1L大きくカムも1本多いAE86を峠で追いつめる実力も見せた。
汗臭くないのに速いし楽しい。だから1.5iが好き。まさに当時の僕の理想のスポーツカーだった。手に入れなかったことを今でも後悔してる一台、なのだ。
【画像ギャラリー】やっぱ昔のホンダって最高じゃん!! ビート&CR-XからCB750Fにモトコンポまで名車を一挙に!(22枚)画像ギャラリー

























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