ベスパ誕生80周年を記念した「プリマベーラ80th」が登場した。1946年の初代ベスパを思わせるカラーや専用ホイール、冷却グリルなどを採用。全国の正規販売店で9月25日から受注が始まる、30台限定の記念モデルだ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】ベスパ プリマベーラ80th登場! 30台限定の特別仕様(6枚)画像ギャラリー80年前のベスパを現代に再構築! プリマベーラ80thの細部がスゴい
2026年、誕生から80周年を迎えたベスパ。その節目を記念するスペシャルエディションとして、「ベスパ プリマベーラ80th」が発表された。
ピアッジオ グループ ジャパンによれば、ベスパは1946年4月23日に特許を出願して誕生。今回のプリマベーラ80thは、「GTS 80th」「スプリント80th」に続く80周年記念車の第3弾にあたる。
注目したいのは、単に「80th」のエンブレムを追加しただけではないところだ。
車体色には、1940年代のベスパを象徴するカラーのひとつで、歴史的なアーカイブから発掘された最初のカラーコードに由来するというパステルグリーンを採用。「ヴェルデ80th」と名付けられたこの色が、クラシカルな雰囲気を強く演出している。
さらに、ボディと同系色にペイントされたミラー、グラブレール、レッグシールドモール、ハンドルバースイッチカバー、フロントサスペンションリンケージカバーなど、細部まで専用仕上げとした。
ホイールも見逃せない。1946年の量産型第1号モデル「ベスパ98」に着想を得た、中央が閉じたクラシカルなデザインを採用。ヴェルデ80thに塗装され、リムには「Est. 1946」の文字が刻まれる。
そして、今回のプリマベーラ80thならではの装備が、車体左側に設けられた「冷却グリル」だ。メカニカルな雰囲気を感じさせるディテールが復活し、現代のプリマベーラに往年のベスパらしさを加えている。
フロントシールドには「80th」の記念プレート、グローブボックスには「80 years of Vespa Est. 1946」のバッジを装着。シートやフットレスト、グリップにもダークグリーンを取り入れ、全体を統一した仕上がりとしている。
ベースとなるプリマベーラは1968年に誕生したモデルだ。今回の80周年記念車では、その長い歴史と1946年の原点を、現在の車体に落とし込んだ格好である。
80周年の特別感だけじゃない! 走りを支える基本スペック
エンジンは174ccの空冷4ストローク単気筒SOHC 3バルブ。最高出力14.8HP、最大トルク13.7Nmを発揮し、CVTによる無段階オートマチックを組み合わせる。車体はスチール製モノコックで、フロントにはABS付きの200mmディスクブレーキ、リアには140mmドラムブレーキを採用する。
ボディサイズは全長1870mm、全幅735mm、ホイールベース1340mm。シート高は790mm、車両重量は132kg、燃料タンク容量は7.5Lだ。
価格は63万2500円。受注開始は2026年9月25日(金)で、出荷開始は11月を予定している。ただし、入荷台数は30台。80周年という節目だけでなく、台数そのものもかなり限られたモデルとなっている。
ベスパはこれまで160以上のモデルへと進化し、累計生産台数は1900万台以上に達しているという。今回のプリマベーラ80thは、単なる限定カラーのスクーターというより、1946年の「Vespa 98」から1968年のプリマベーラ、そして現在へと続くブランドの歴史を、1台に凝縮した記念モデルといえる。
なお、今回公開された写真はすべて欧州仕様車。購入を検討する場合は、日本仕様の詳細や販売条件について正規販売店で確認したい。








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