世界中で開発が進み、進化し続ける自動運転技術。アメリカでの自動運転タクシーが本格普及に向けてまた大きな一歩を踏み出した。Zooxのロボタクシーが、ハンドル&ペダルなし車両の有料サービス使用を連邦当局から認可されたのだ!!
※本稿は2026年8月のものです
文:角田伸幸/写真:Zoox
初出:『ベストカー』2026年9月26日号
ハンドル&ペダルなしの自動運転タクシーが走る!
アメリカのロボタクシー普及に、大きな道が開けた。アマゾン傘下のZoox(ズークス)が、ハンドルもペダルもない自動運転専用車を、有料の移動サービスに使うことを連邦当局から認められたのだ。
従来の連邦安全基準は、人間が運転するクルマを前提に、ハンドルやペダルなどの装備を求めていた。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は今回、ズークスの専用車について条件付きで基準の適用を除外。人が操作できない車両でも安全性を確認し、商用運行へ進めると判断したわけだ。
ただし、これだけで全米を自由に走れるわけではない。営業には州や自治体の許可が別途必要で、事故などの追加報告や、米国内に遠隔監視員を置くことも条件となる。安全上の問題があれば承認は取り消される。
今後、ズークスは無料運行を経て、まずラスベガスで有料運行を始める計画だ。
今回の判断で、人間向けの操作装置を無理に付けず、ロボタクシー専用車を商用化できる道筋が生まれた。州ごとの許可という関門は残るが、連邦基準の壁を越えた意義は大きい。全米普及へ向けた、歴史的かつ重要な第一歩となりそうだ。
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