台風や豪雨による水害、万一の交通事故など、クルマに乗っているときの「閉じ込め」は他人事ではない。小林薬品の「RABLISS KO459 緊急脱出レスキュー」は、強化ガラスの破砕とシートベルト切断を1台に集約。約30gのコンパクトボディも特徴だ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】注目の車載防災! 押すだけで強化ガラスを破砕する緊急脱出レスキュー(9枚)画像ギャラリー「叩く」のではなく「押し当てる」緊急脱出ツール
クルマの防災用品というと、まず思い浮かぶのが緊急脱出用のハンマーだろう。交通事故や水没などでドアが開かなくなった場合、車内から脱出するための備えとして重要なアイテムである。
そんななか、小林薬品が2026年9月29日に発売したのが「RABLISS KO459 緊急脱出レスキュー」だ。自動車用強化ガラスの破砕とシートベルトの切断という、緊急脱出に必要となる2つの機能を小型ボディにまとめている。
最大の特徴は、ガラスを「叩く」のではなく、粉砕ヘッドを強化ガラスに垂直に押し当てて使う方式である。先端をガラスに当て、カチッと感触があるまで押し込むことで粉砕ヘッドが機能するという。少ない力でガラスを破砕できるとしている。
いざというとき、車内で大きく腕を振ってハンマーを振り下ろすのは簡単ではない。特に姿勢が制限された状況では、「押し当てる」という操作方法は、この製品を理解するうえで重要なポイントといえる。
水没時にも備えるコンパクトな車載防災用品
もうひとつの機能がシートベルトカッターだ。本体の反対側に刃を備えており、シートベルトを切断できる構造となっている。しかも刃は露出していないため、車内に常備する用品として扱いやすい設計だ。
そして、台風や豪雨が気になる時期に注目したいのが水没時への対応である。小林薬品は本製品について、水中でもガラスを破砕できるとしている。クルマが冠水・水没するような状況では、普段とはまったく異なる環境で脱出を迫られる可能性があるだけに、車載防災用品を考えるきっかけにはなるだろう。
一方で、ここは購入前に必ず確認しておきたい。本製品のガラス破砕機能は「自動車強化ガラス専用」であり、フロントガラスや合わせガラスには使用できない。車種によってガラスの種類や配置が異なるため、「これさえあればどの窓でも割れる」と考えるのは禁物だ。また、車両や事故、水没の状況によっては脱出を保証するものではない。
本体は約30gと軽量で、限られた車内スペースにも置きやすいコンパクト設計。普段は出番がないからこそ、グローブボックスなどに収納して「どこにあるか」を家族も含めて把握しておくことが重要になる。
小林薬品は実際の車体を使い、ガラス破砕とシートベルト切断を行う実証動画も公開している。写真だけでは操作方法がイメージしにくい人は、購入前に確認しておくとよいだろう。
クルマの防災対策は、非常食やモバイルバッテリーだけではない。台風やゲリラ豪雨など、道路環境が大きく変化する季節には、「車内から出られなくなったらどうするか」まで考えておきたい。緊急脱出用品は使わないに越したことはないが、万一に備えて車内にひとつ用意しておく意味は小さくない。











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