新型エルグランドには、荷物を取り出してクルマから離れると、バックドアを自動で閉じて施錠する「オートクローズ&ロック機能」があります。荷物を持つ前にセットしておけば、荷物を取り出したあとにバックドアを操作する必要がない便利な機能ですが、筆者は納車後しばらく使った末、販売店で機能をOFFにしてもらいました。
荷物を持ったら、そのまま立ち去れる“神機能”をなぜわざわざ解除したのか。使って初めて気づいた駐車環境との相性を紹介します。
文:吉川賢一/写真:NISSAN、エムスリープロダクション
【画像ギャラリー】離れるだけでバックドアが閉まる!! 神機能が搭載されている日産新型「エルグランド」(23枚)画像ギャラリー荷物を持って離れると自動で閉まる「オートクローズ&ロック」
新型エルグランドのバックドアには、2つのスイッチが用意されています。ひとつは「バックドアインナースイッチ」。押すとその場でバックドアが閉まり始める、一般的なパワーバックドアのクローズスイッチです。
もうひとつが「オートクローズ&ロックスイッチ」です。インテリジェントキーを携帯してこのスイッチを押すと、予約状態を知らせる音が鳴ります。その音が鳴っている約30秒のあいだにクルマから離れると、バックドアが自動で閉まり、全閉後にすべてのドアが施錠されます。
バックドアを閉める操作と施錠をまとめて行う機能は、ほかのクルマにも採用されていますが、新型エルグランドの「オートクローズ&ロックスイッチ」は、スイッチを押してもすぐには閉まらず、荷物を取り出してクルマから離れたあとに閉作動を始める点が特徴。
通常のクローズスイッチでは、荷物を取り出したあとに、もう一度バックドアへ手を伸ばさなければならず、両手がふさがっていれば、荷物をいったん地面へ置くか、片手で支えながらスイッチを押す必要がありますが、オートクローズ&ロックスイッチなら荷物を持つ前に予約しておけるため、取り出したあとにバックドアへ手を伸ばす必要はありません。
たとえば、空港やホテルの駐車場で大きなスーツケースを降ろすとき、ゴルフ場でキャディーバッグを取り出すとき、キャンプ用品のコンテナやクーラーボックス、折りたたんだベビーカーなどを両手で運ぶときなど、両手がふさがる荷物を取り出して、そのまま立ち去りたい場面で非常に便利。雨のなかで大きな荷物を降ろし、そのまま建物の入口へ急ぎたいときも、荷物を持ってすぐに移動することができます。
筆者も納車当初は「これは使える」と思っていました。しかし、自宅で何度か使ううちに、わが家では待ち時間が発生することに気づきました。
筆者の場合は、バックドアが閉じ切って施錠されるのを待つことになった
筆者の自宅駐車場は、玄関の目の前。クルマから玄関までの距離が近いため、荷物を持って歩き出すと、すぐに玄関に着いてしまいます。そのため、オートクローズ&ロックスイッチを押して歩きだし、玄関手前で振り返っても、バックドアはまだ開いたまま。
この機能を使う場合も、バックドアが完全に閉まり、施錠されたことを確認する必要があります。日産の取扱説明書でも、アンサーバックによる施錠確認を求めており、筆者宅の場合は、確認のために玄関前でいったん立ち止まり、バックドアが閉じ切って施錠されるのを待つ必要がありました。
ちなみに、ライバルのトヨタ「アルファード」にも「クローズ&ロック機能」がありますが、動きはエルグランドと異なります。電子キーを携帯してバックドアのクローズスイッチを2回続けて押すと、その場でバックドアが閉まり始め、全閉後にすべてのドアが施錠されます。


























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