2026年9月8日〜11日開催の「国際総合物流展2026」。冷凍車大手の東プレ/トプレックブースには5台の冷凍車が所狭しと並んだ。いすゞとコラボした「リメイク冷凍車」はすでに別記事で紹介したので、今回は残る4台をまとめて紹介しよう。
文・写真/トラックマガジン「フルロード」編集部
中型免許(車両総重量11トン未満)対応増トン冷凍車
日野レンジャーGD系GVW11トン級ワイドキャブ/ロングボディシャシーがベースの中型増トン冷凍車。外寸7600mm級の新型コンテナを組み合わせることで、有効内寸7350mmと最大積載量4350kgを確保。これによりやや軽量な160kgのカゴ台車を荷台一杯に合計27台積載可能となっている。
現在主流のGVW8トン級4トン車ベースでは210kgのカゴ台車を11本しか積めず、荷室を半分ほど余るが、同車両は160kgの軽量貨物なら約2.5倍の27台を積載可能で積載率も高い。4トン車よりシャシー&ボディ価格や高速料金は高くなるが、高い輸送効率により差額はすぐにペイできるという。
ちなみに同社は2年前の国際総合物流展2024にもGVW11トン級シャシーベースの中型増トン車を出品。こちらは有効内寸6150mm級のボディを組み合わせ、210kgのカゴ台車を23台積載可能となっていた。
◇主要型式
装置型式:新型XV42L0CHB0/XL32L0CHB0
庫内設定温度:前室マイナス18度〜プラス20度、後室0度〜プラス20度
コンテナ外寸:長さ7600mm×幅2470mm×高さ2400mm
有効内寸:長さ7370mm×幅2290mm×高さ2110mm
断熱厚:フロント、ルーフ、フロア100mm、サイド、リア75mm
パネル材質:外板、内板アルミ
車両総重量:10990kg
最大積載量:4350kg
架装シャシー:2KG-GD2APBG-DMEBAAB
新型GBS搭載 小型冷凍車
GBS(Generator Battery System)は車両に冷凍機専用のバッテリーを搭載し、エンジンをかけなくても冷凍機をバックアップ運転させることができるトプレック独自のシステム。荷捌きスペースが地下にある店舗など、荷役中のアイドリングストップが求められる現場で重宝されているという。
第4世代となる新型は、専用バッテリーを従来のニッケル水素からリチウムイオンに変更。これによりバックアップ時間を45分から120分にアップ。さらに装置重量も90kgから80kgに軽量化し、装置サイズも小型化。架装性アップを実現した。
また新たに高効率インバータを採用し、バックアップ運転時の冷却性能が向上。コンテナの断熱材も新たに高性能断熱材とし、高外気温時の保冷性能アップも図った。ベース車両は三菱ふそうキャンターFEB系GVW7.5トン級シャシーだ。
◇主要諸元
装置型式:新型GV42LBC
庫内設定温度:前室マイナス18度、後室0度
コンテナ外寸法:長さ4500mm×幅2180mm×高さ1970mm
有効内寸法:長さ4290mm×幅2050mm×高さ1730mm
断熱厚:フロント、ルーフ、フロア、リア75mm、サイド50mm
パネル材質:外板、内板アルミ
車両総重量:7425kg
最大積載量3000kg
架装シャシー:2WG-FEB80E33D00L
乾燥モード付き直結式大型冷凍車
同社独自の「乾燥モード付きヒートポンプユニット」を搭載した直結式2エバ大型冷凍車。ベース車両はいすゞギガCYJ系GVWE25トン級4軸8×4シャシーだ。
乾燥モードは庫内を素早く乾燥させる機能。冷凍車は冷凍品輸送後に庫内に結露がたまるため、ドアを開けっ放しにして乾燥させる。大型車の場合、乾燥には約半日を要すが、乾燥モードは1時間程度で乾燥可能。これによりすぐにドライ品を運ぶこともでき、車両の稼働率アップなどをもたらす。
◇主要諸元
装置型式:XV82L0CHB0/XL72L0CHB0
庫内設定温度:前室マイナス20度〜プラス20度、後室マイナス20度〜プラス20度
コンテナ外寸法:長さ9600mm×幅2470mm×高さ2650mm
有効内寸法:長さ9270mm×幅2290mm×高さ2310mm
パネル材質:外板、内板アルミ
車両総重量:24990kg
最大積載量:13600kg
架装シャシー:2WG-CYJ77D-WX-M


