新車で気軽に楽しめるオープンカーが、すっかり少なくなってしまった現在。だが2000年代前半を振り返ると、輸入車には今では考えられないほど個性的で身近なオープンモデルが揃っていた! しかもスポーツカーだけでなく、普段使いできる実用車ベースの変わり種まで登場。いったい当時はどんなクルマが選べたのか? あの頃の自由すぎるオープンカー事情を振り返ってみよう!
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部、シトロエンほか
【画像ギャラリー】まさに多段変形!? シトロエン C3プルリエルのルーフ開閉パターンを一挙公開!(15枚)画像ギャラリーコペン終売でいまやオープンカーは高嶺の花?
2026年8月31日をもって、2代目モデルの生産が終了したダイハツ コペン。コペン自体は次期型の開発がなされていることはアナウンスされているため、そこまで悲観することもないかもしれないが、2代目コペンが終売となったことで、200万円以下のプライスタグを掲げたオープンカーの新車が消滅したことになったのは悲報と言えるだろう。
コペン亡きあと、最も安価に購入できるオープンカーはマツダ ロードスターとなるが、スタート価格は295.9万円とコペンよりも100万円近く高くなってしまう。
それ以外のオープンカーはほとんどが高額な車両が中心となっている現在、オープンカー好きにとっては受難の時代とも言えるのだが、2000年代前後には輸入車を中心に手の届く価格帯のオープンカーが多くラインナップされていたのだ。
コンパクトカーをベースとした実用オープンカーも多くあった
現在のオープンカーというとコペンやロードスターのように、スポーティなモデルのイメージが強いが2000年代の輸入オープンカーの中には、実用車をベースとしたものも少なくなかった。その代表格と言えるのが、2001年に日本へ導入された「プジョー 206CC」だろう。
ホットモデルも存在していたものの、実用的なハッチバック車であった206をベースに、電動式のメタルトップを組み合わせた206CCは、“クーペカブリオレ”というスタイルを手の届く価格で提供してくれた功労者だった。
またオシャレで一風変わったオープンカーとしては、2005年に日本へ導入された「シトロエン C3プルリエル」が印象的だった。
こちらも実用ハッチバックのC3をベースとしながら、電動ソフトトップと脱着式のルーフラインを備えたもので、屋根を閉めれば「サルーン」、ソフトトップを途中まで開ければ「パノラミックルーフ」、完全に空ければ「カブリオレ」、そしてサイドのルーフラインまで取り外せば「スパイダー」、さらにその状態でリアシートをたためば広い荷室を持つ「スパイダーピックアップ」と5パターンのボディタイプが楽しめるという触れ込みだったのだ。
個性派オープンカーも百花繚乱の時代
そのほか、オープン2シーターという響きだけを聞けばスポーツカーのような枠組みにありながら、飛び道具的な個性を持ったモデルとしては、2001年に日本で販売が開始された「スマート フォーツー カブリオ」も忘れ難い存在だ。
これはマイクロシティコミューターとして登場したスマートに、半電動のソフトトップを組み合わせたもので、3段階の開閉が可能となっており、前述のC3プルリエルと同じくサイドパネル(スマートはルーフ部のみだが)を取り外せばフルオープンも楽しめるというもの。
ちなみにスマートには、ルーフやフロントウィンドウ、ドアも備わらない(落車防止のバーは備わる)超硬派なモデルの「クロスブレード」も限定で販売されていたのだが、未だに路上で見かけた記憶がないほどのレア車となっている。
【画像ギャラリー】まさに多段変形!? シトロエン C3プルリエルのルーフ開閉パターンを一挙公開!(15枚)画像ギャラリー



















コメント
コメントの使い方