大きく重いミニバンで燃費を伸ばすのは、やっぱり難しい? そんな常識を覆してくれそうなのが、第3世代e-POWERを搭載した新型エルグランドだ。では、エコモードを駆使しつつ、交通の流れを乱さない現実的な走り方でどこまで燃料消費を抑えられるのか!? 満タン法まで使って、その実力をガッツリ確かめてみた!
文:GOOD CARLIFE Channel/ゼミッタ・徳田悠眞/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ホイールまで組子デザインなの!? 燃費もお見事すぎる新型エルグランドは造形にもこだわりアリ! (7枚)画像ギャラリーいきなり18.8km/L!? さすがのキング・オブ・ミニバン
新型エルグランドでエコランしたら異次元の燃費が!! 巨体とは思えぬ驚きの結果となったが、実燃費は一体? 最新ミニバンは走りだけじゃなく経済性も高いぞ!
まずは走行条件から。ドライブモードはエコを選択。加速特性がマイルドになるほか、回生ブレーキの効きがスタンダードよりも強めに。また、別設定で空調をエコモードに変更できたのでそれもオン。冷房除湿機能(A/C)は入れた状態かつ、後席はオフにして無駄な消費をカット。あとは法定速度を守りつつ、迷惑になるほどのトロトロ運転は厳禁というルールでスタートした。
いくつかチェックポイントを設けながら走行。1つ目の時点で50km走って平均燃費は18.8km/Lとなった。ここまで流れがいい走行だったとはいえ、カタログ値(WLTCモード)16.8km/Lを超える結果に。日産ではお馴染みのシリーズ式ハイブリッドは燃費面でいうと低・中速域に強い。
それが新開発1.5Lターボエンジン×第3世代e-POWERに進化を遂げたことで、2.4t強の大柄ミニバンでも驚きの環境性能を見せつける。
ほぼ四駆でも19.8km/L!? e-4ORCE×大容量バッテリーが効いてる!
2つ目のチェックポイントまで64km走って平均燃費は19.8km/L。先ほど同様の交通状況だったが、勾配差もあって数字が伸びた。ゼロ発進時に過度なエネルギー消費をしないよう、そろりとアクセルを開けたのも功を奏したか。ここで驚いたのはほぼ四駆走行だったこと。
となれば、電力消費も大きそうだが、e-4OCRE(電動四駆)を採用することで電力損失を最低限に抑制する。そして、駆動用バッテリーがHEVにしては大きく、いつもだとオーバーフローして放電するシーンでも回生しきった。なお、今回の走行でe-Pedalは一度も使っていない。
最後は55km走行して平均燃費18.6km/L。法定速度70km/hのバイパス区間が出現したことで、平均速度が先よりもやや高まった。そのため、ほんのわずかに数字を落とす結果となったが、それでも優秀なことに変わりはない。また、ここまで170km走り、そのうちの31km分は回生システムで生み出した電力で走行できた。ハイブリッドの凄さを改めて実感。
というわけで、ガソリンスタンドに到着し、給油も済ませたので最終報告を。総走行距離178.3km、給油量9.62L、実燃費は18.5km/Lとなった。お見事!カタログ値を上回ったのも衝撃だし、LLミニバンの巨体が叩き出した数値とは思えぬ点もビックリ。燃料タンク容量は67Lなので、航続可能距離1240kmという計算に。ワンタンクで1000km走破できるかも気になるので、別の機会に結果を報告したい。
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