きっとこのページを見ている多くの人はクルマ好きで、若かりし頃は2ドアのMT乗っていたな〜なんてケースも多いことでしょう。
もしくは若者のクルマ離れなんてどこ吹く風で、20代、30代でとがったクルマに乗っている人もいるでしょう。
そんな「エンスー(クルマ好き)」の皆さんにとって楽しみなのがクルマ選び。しかし、結婚や子どもの誕生、はたまた就職や転勤などさまざまな要素に左右されるのもまたクルマ選び。
そこでベストカーで「エンスー解放戦線」を執筆されている清水草一さんに、今回は「家族も納得」+「アンダー300万円」のエンスー車入門を教えてもらいました。さあ、3月決算セールで駆け込みたいあなたも必読です!!
文:清水草一/写真:池之平昌信、平野学、藤井元輔
■「家族も納得」のハードルを超えるための条件
クルマ好き(エンスー)であるあなたが満足できて、家族も納得してくれる300万円以下のクルマ(新車・中古車問わず)。
「そんなクルマ存在しないゼ!」とおっしゃるエンスーさんも多いかと思いますが、ものごとはすべて歩み寄り。
お互いに一歩譲れば、候補はいくつもあると思いますヨ! 今回はワタクシ清水草一が、独断で5台を選出してみようと思います。
ところで、家族に納得してもらうためには、外せない(であろう)条件がありますね。
■4枚ドアのAT車
■それなりの低燃費
■それなりの性能の自動ブレーキ
この3つははずせない。はずせればいいけど、まぁはずせない。特に「それなりの性能の自動ブレーキ」に関しては、それなりに新しくないとダメ。
これだけで選択肢がぐっと狭まりますが、なにしろ家族に納得してもらうためには是非もなし。それを前提に選んでおります。
■これぞエンスーご用達の定番!スイスポ購入で離婚しないためには
販売の7割をMT車が占めていますが、ここはオトーサン、6ATで我慢しましょう。奥様がまったく運転しないならともかく、運転する場合、MTというだけで離婚騒動にまで発展する可能性もありますから。実際乗ってみると、6ATだってぜんぜん楽しいです!
先代スイスポのATはCVTだったので、もうその時点で「無念……」な感じだったけど、今度のスイスポはトルコンAT。
「え~っ、トルコン?」と言うなかれ。今のトルコンはもう、ツインクラッチともまったく遜色ないし、耐久性は絶対的にトルコンの方が上。パドルシフトももついていて、まったくスポーティに走れる。
1.4リッターターボエンジンはトルクフルで、ちょっと踏んだだけでピューッと加速して、欧州製ダウンサイジングターボ的! しかも上までちゃんと回る! ハンドリングもイイ! 足がちょっと固いけど、文句が出たらタイヤ空気圧低めで乗り切ろう。
居住性ももちろんOK。ミニバンからの乗り換えだと「狭い」って言われだろうけど、なにせ値段が200万円弱! それでそこそこ以上の自動ブレーキがついてるんだから、「今回は節約しようよ!」の一言で、エンスー車への乗り換えを実現していただきたい。奥様は節約の2文字に弱いはず。
燃費? えーと、リッター13くらいはいくでしょう。大丈夫。決して悪くないから。ハイオク仕様だということは、買うまで伏せておきましょう。
【スイフトスポーツ AT】190万6200円
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