6月20日に発売されたばかりの新型フォレスターをはじめ、クロスビーやCX-8、ルーミー/タンクなどの発売後の売れゆき情報が入ってきました。
また、新型RAV4やマイナーチェンジされるシエンタ(写真は現行モデル)、三菱の新開発の1.5Lガソリンターボの情報も入手。最新情報盛りだくさんでお伝えします。
文/遠藤 徹
ベストカー2018年7月26号
(編集部註/一部、新型フォレスターの発表時期に誤記がありましたので修正致しました。謹んでお詫び申し上げます。2018.7.20 11:40)
■シエンタが9月11日にマイナーチェンジ
トヨタは9月11日にシエンタをマイナーチェンジします。内外装のデザイン変更、新ボディカラーの設定、安全対策強化などが、マイナーチェンジの主な内容です。
フロント周りではグリル、バンパー、ヘッドランプのデザインを変更します。安心&安全パッケージの「トヨタセーフティセンスC」は、その名称から「C」が外れて、ブレーキ踏み間違いサポート機能や歩行者対応の自動ブレーキを採用します。燃費はハイブリッドのみ向上させ、現行の27.2km/Lから27.8km/Lと0.6km/Lアップしています。
現行モデルは7月中旬にもオーダーストップし、在庫一掃セールをスタートさせる見込みです。
■新型RAV4はカローラ店、ネッツ店の併売か?
トヨタは来年4月の発売が予想される新型RAV4をカローラ店とネッツ店で併売する方向でスケジュール調整を行っている模様です。
新型RAV4はC─HRとハリアーの中間に位置するミディアムクラスのクロスオーバーSUVです。2列シートの5人乗りと3列シート6人乗りの両仕様が設定され、駆動方式はFFと4WDが用意されます。
パワートレーンはFF車が2L&2.5Lハイブリッド、2LNAガソリンで、4WD車は2.5Lハイブリッドユニットを搭載する見込みです。
なおこの新型RAV4を扱う販売店として、トヨタ店はランドクルーザーとランドクルーザープラドを、トヨペット店はハリアーを、それぞれ専売モデルに持っていることから、この2つの販売店については扱い店から除外されているようです。
■ルーミー/タンクが絶好調の売れゆきで4カ月待ち
トヨタがダイハツからOEM供給を受けて販売しているルーミー/タンクは、発売後1年半以上が経過しているにもかかわらず売れゆきが絶好調で、納期が4カ月にも達しています。
この5月の登録台数はルーミー7099台、タンク6189台で、2車種とも登録乗用車ベスト10圏内に入る売れゆきです。両モデル合わせると1万3288台で、アクアやプリウスよりも販売台数の多いトップブランドになります。
こうした状況は発売以来、一貫して続いており、むしろ加速状態にあります。供給するダイハツの工場はフル生産しても追いつかない状況です。今後どこまでこの好調が続くか注目されます。
■売れゆき絶好調、クロスビーがスイフトを抜く
スズキが昨年12月に発売した、新型コンパクトSUVの「クロスビー」が絶好調の売れゆきを見せています。5月の登録実績ではスズキの看板車種であるスイフトを抜き、ソリオに次ぎ、同社登録車の2位に浮上しました。
クロスビーは、軽自動車の人気SUV「ハスラー」の面影を感じさせるエクステリアデザインに1ℓターボによる走りのポテンシャルの高さがウリとなっています。
ハスラーオーナーのなかで走りに飽き足らないという人、あるいは5人乗りが欲しいという層からの代替えがあり、いっぽうで新規ユーザーも多くいるようです。
ソリオにも僅差で追っており、場合によってはスズキのトップセラーに浮上する可能性も出始めています。6月中旬現在の納期は約2カ月でソリオやスイフトの1カ月より待たされます。
7月いっぱいのキャンペーン企画でのオプションプレゼントは正規店でクロスビー5万円分、スイフトとソリオは10万円分と、クロスビーのほうがサービス内容は落ちるのに、引き合いは逆に強くなっています。
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