■三菱は1.5Lガソリンターボ搭載モデルを拡大
三菱自動車はエクリプスクロスに搭載している新開発の1.5Lガソリンターボを、従来の2Lと2.4Lのガソリンエンジンの後継ユニットとして採用車種の拡大を図る方針です。
この1.5Lターボは、直噴のダウンサイジングユニットであるのが特徴です。これによって1.6L並みの燃費と2~2.4L並みの動力性能の両立を果たしています。これまで2L、2.4LエンジンともデリカD:5やアウトランダーに搭載されていますが、今後、改良の際には1.5Lターボに切り替える方向で開発を進めるものと思われます。
またコンパクトクラス用ユニットは日産との協業化によって、新開発の1.2Lターボも導入し、ベーシックなモデルを除く全ガソリン車をダウンサイジングターボに置き換える見込みです。
■CX-8がマツダSUVのトップセラーに浮上
マツダが昨年12月に発売した3列シートSUV「CX-8」が好調な販売推移を見せ、マツダSUVのトップセラーに浮上しています。CX-8は唯一の2.2Lクリーンディーゼルエンジンのみの搭載車であり、そのトルクフルな走りのよさもウリのひとつになっています。
マツダの5月におけるディーゼル車の登録台数は6054台で、前年同月比49.9%%増と大幅に伸びています。このうちCX─8は41%もの高い販売構成比となっています。今後2.5Lガソリンターボ車も追加する予定で、さらなる増販が期待できそうな情勢になっています。
■新型フォレスターは好調で納期は9~11月にずれ込む
スバルが6月20日に発表、7月19日に発売(2Lハイブリッド車のe-BOXERは9月14日発売)した新型フォレスターが好調な販売のスタートを切っています。6月上旬から事前予約を開始しているわけですが、6月下旬現在での納期は2.5L車が9月、2Lハイブリッド車は11月と大幅にずれ込んでいます。
初期受注では2Lハイブリッド、e-BOXERとドライバーモニタリングシステムを搭載するアドバンスが全体の約40%、2.5LのX-BREAKが約30%を占めているそうです。
また、7月29日までは「プレミアムカタログギフト」を進呈する成約キャンペーンプレゼントを実施し、盛り上げを図っています。
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