2022年1月14日から開催されている東京オートサロン2022で、ダイハツは新型「アトレー」、ダイハツ初のハイブリッド技術「e-SMART HYBRID」を搭載した「ロッキー」をベースとしたカスタマイズカーを披露した。
2021年はコロナ禍のためオンラインでしか開催ができなかったこともあり、インスタ映えするような目立つデザインのクルマをメインとしたが、ハイゼットとアトレーが2021年12月にフルモデルチェンジしたこともあり、2022年はクルマの素性を活かしつつ、より訴求することができるデザインをテーマにしたという。
商用車をメインに据えたこともあり、会場には歴代(初代~11代目)のハイゼットがずらりと並べられ、来場者が懐かしい思い出を語り合うシーンも見られた。
今回はそんなダイハツブースの注目出展車4台を紹介していきたい。コペンXPLAY(エクスプレイ)のように、来場者や読者の反響が大きければ、市販化もあるかもしれない!
文・写真/ベストカーWeb編集部
■コンセプトは「私の4LDK」! アトレーデッキバン キャンパーVer.
今回はハイゼットデッキバンではなく、アトレーデッキバンで作ったことがポイントだ。デザインを担当した米山知良主任(デザイン部第一デザイン室SEクループ)によると、このクルマで目指したのは世界最小の「4LDK」だという。
4LDKの「K」は軽自動車で、運転するスペース(前席)、荷物の部屋(後席)、寝る部屋(ルーフテント)、お風呂スペース(荷台)と区画を作ることで、このクルマをひとつの移動する家としてデザインしている。
コロナ禍でリモートワークが多くなり、家に仕事場所がないお父さんに向けて、部屋を用意したいという思いから生み出されたのがこのクルマだ。
荷台スペースに搭載されたお風呂は、外で遊んだ時に体をきれいにするだけでなく、災害時に手助けできることがないか? という発想から付けることにしたという。温泉スタンドで給湯したり、ホースで給水してヒーターで温めることも可能な仕様なので、どこでも使用することが可能だ。
風呂桶は専用に作ったものではなく、実はたまたまサイズの合う物が市販品があったそうで、専用品は周囲のカバーくらいに留められているという。お風呂は取り外しが可能なので、必要のない時は外して、通常の荷台として活用することもできる。
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