トヨタが2022年中に行う、改良情報が入ってきた。法規対応から機能性を高めるものまで、様々な切り替えを予定しているようだ。
筆者の取材で判明した、2022年10月までのトヨタコンパクトモデル改良情報をまとめてお伝えする。オーダーストップの時期や期間なども分かってきたので、新車購入タイミングを決める参考にして欲しい。
文:佐々木 亘
画像:TOYOTA
■年次改良、一部改良が目白押し
フルモデルチェンジやマイナーチェンジが大きく取り上げられるが、日本メーカーでは、年次改良にも熱心に取り組む。特にトヨタ・レクサスは、積極的に年次改良を行い、常に最善な状態のクルマを、ユーザーへ提供しようとしているようだ。
北米ではメジャーなモデルイヤーの概念に近く、型式は同じだが「〇〇年のモデルはココが違う!」とわかるような、細部の改良を行う。大規模なモデルチェンジを行わなくても、常に最新の状態へアップデートされるのは、購入する側にとっても嬉しいことだろう。
2022年のトヨタコンパクトモデルは、法規対応と安全性能の強化が目玉となる。また、待望の新グレードが登場するという話も出てきた。昨年発表されたモデルでも商品強化が行われ、今後の販売力をさらに高めていくトヨタの姿勢が見える。
■アクア・ヤリスにデジタルインナーミラー搭載、GRスポーツの追加もあるぞ
それでは、トヨタコンパクトモデルの改良情報をお伝えしていこう。
まずは、アクアだ。2021年7月のモデルチェンジ以降、初の改良を受ける。内容は、内外色追加、録画機能付きデジタルインナーミラーの搭載、グレード追加、MOP廃止等だ。予防安全装備に近い形でドライブレコーダーの装着が、一般化されていることを受け、後付けせずとも簡易的なドライブレコーダーの機能を発揮する、録画機能付きデジタルインナーミラーが搭載されることとなった。
また、グレード追加では待望のGRスポーツが登場するようだ。先代のアクアに用意されていたGRスポーツ(旧G’s)の後継モデルとなる。新型になり走りの良さが際立つアクアに、どのような味付けがされ、スポーツテイストを演出するのか、登場が楽しみだ。
現行型オーダー終了は3月上旬を予定している。気になる新型のオーダー開始6月上旬を予定し、7月生産開始・記者発表の予定だ。
アクアのライバル、ヤリスでも改良が施される。法規対応、外板色廃止、録画機能付きデジタルインナーミラーの搭載が主な変更点だ。
現行型のオーダー終了は、ガソリンモデルで3月下旬、ハイブリットモデルで4月上旬を予定する。新型のオーダー開始は7月中旬頃、7月から生産を始め、2022年8月に正式発表されるだろう。
さらに、大ヒットとなっているヤリスクロスにも改良が入る。内容は、法規対応、外板色廃止、録画機能付きデジタルインナーミラーの装備とグレード追加だ。
アクアと同様に、グレード追加ではGRスポーツと、欧州で販売されているアドベンチャーグレードを追加する予定らしい。スポーツテイストに加えて、SUVらしいオフローダーとしてのグレードも用意し、さらに販売台数を伸ばすだろう。
既に1月31日で現行型のオーダーはストップしており、現在は生産だけが行われている状況だ。7月29日まで現行型の生産を行い、8月に切り替える。新型のオーダー開始は7月中旬の予定、8月1日から生産を開始し、ほぼ同時期に記者発表も行われるだろう。
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