2021年の乗用車ブランド通称名別順位で、第4位に入ったアルファード。ラージサイズミニバンが、年間95,049台を売り上げ、コンパクトモデルがひしめく上位5車種に入るのは、異例のことだ。
現行型のモデルライフは、丸7年を超えた。そろそろフルモデルチェンジもと期待が集まる最中、4月4日に現行モデルのオーダーストップが行われている。新型登場の準備かとも思われたが、商品力強化の一部改良の準備となりそうだ。
新型アルファードを待ち望む中、2022年のトヨタ新型ラインナップスケジュールが飛び込んできた。超売れ筋ミニバンが、今後どのような展開を見せるのか、考えていく。
文:佐々木 亘
画像:TOYOTA
■2022年新型はお預け! 商品改良でさらなる販売を積み重ねる
まずは、直近のアルファード・ヴェルファイアの動きから確認していこう。オーダーストップ後に登場するのは、一部改良を施されたモデルだ。発表は4月27日を予定している。
一部改良の内容は、排ガスおよび騒音対策を施す法規対応と、安全性能向上としてブラインドスポットモニターとリアクロストラフィックアラートを標準装備化するというものだ。また、メーター内の加飾リングを変更し、特別仕様車のシート表皮を変更する。
アルファードは、モデル末期とはいえ、現在のトヨタを支える旗艦車種だ。法規対応というタイミングではあったが、しっかりと強化を図り、さらに販売台数を上乗せしていく姿勢に抜かりはない。もはやラージサイズミニバンでは敵なしであり、ダントツの人気を誇るわけだが、最終形態への強化で、他車の追随は許さないようだ。
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