ゴルフといえば、お財布に余裕がないとなかなか楽しめない大人のたしなみ。実際にグレードの高いゴルフ場の駐車場にはズラリと高級車が並ぶし、荷物の積み下ろしのためクラブハウスに停車することも考えると、周囲の目にさらされても恥ずかしくないクルマを選びたいもの。
とはいえ、ゴルファーが全員潤沢な予算を持っているとは限らない! というわけで、今回は限られた予算の中で最大限ゴルフを楽しめる車について、ゴルフメディア関係者に取材を決行。300万円以下で購入できる国産最新車種の中から、お薦めをピックアップしてもらった。
文/中村秋子、写真/トヨタ、日産、ホンダ、マツダ
【画像ギャラリー】予算300万円以下でも鼻高でゴルフに行けるお薦めカーをもっと見る(12枚)画像ギャラリーゴルファーなら押さえておきたいポイント
ゴルフといえば長距離走行、荷物もいっぱい、人もいっぱい! というのが定石。そこでまず押さえておきたいのがこちらのポイントだ。
・燃費が良い
・相乗りできる
・キャディバッグが最低2~3本は積める
・運転支援技術/安全サポートが充実している
・クラブハウスに停めても恥ずかしくない
燃費が良いとか運転支援技術が高いことはもちろん、何気に一番気になるのは、クラブハウスに停めても恥ずかしくないというライン。これは完全に個人の主観によるとは思うが、やっぱりある程度のクルマではないと駐車場の一番遠くの目立たない場所に停めて、歩いてキャディバッグを運んだほうがいいかな……という遠慮を感じる人もいるかもしれない。そのあたりの塩梅に関しては、ゴルフに精通した人の意見をぜひ聞きたいもの。ということで、さっそくピックアップされた車種を見ていこう。
トレンド感と使い勝手で勝負! アクティブなスポーツマン感を演出できるSUVならキックス一押し!
クラブハウスに停めても恥ずかしくない……という感覚には個人差があるものの、流行りのSUVなら普段から家族とアクティブな休日を過ごしていそうな爽やかなイメージが透けて見えて好印象! ということで、4車種があがった。
トヨタからカローラクロス、ホンダからヴェゼル、日産からキックス、マツダからCX-60だ。CX-60は2022年9月に発売の新モデルで、300万円以下で購入できるのは25S S Package(2WD)のガソリン車のみではあるが、エントリー車とは思えない高級感のあるエクステリアは唯一無二。それに、充電スタンドがあるゴルフ場はまだ少ないので、このモデルでも十分という見解だ。
上記のラインナップのなかで一番のお薦めは日産キックスX(2WD)とのこと。エクステリアの大人っぽさや、積み方に努力はいるものの座席を倒さず9インチのキャディバッグを3本積むことができ、23.0km/L(WLTCモード)走る燃費の良さ、それから他車種ではオプションになりがちな運転支援技術や高い安全性能が標準装備されて300万円以下というトータルバランスの良さがその理由だ。
性能や価格面ではヴェゼルのハイブリッド車も優秀だが、日産ではCMにキムタクが起用されていることも、昭和生まれの担当者としては加点ポイントになるのだとか。
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