脱炭素の流れで気になるのはスポーツ系のクルマたちの動向。伝統あるスポーツセダン、日産 スカイラインもその中の1台だ。
新型スカイラインに関しては「次期型インフィニティ Q50=新型スカイライン」と「全く新たなスポーティセダンとして開発中」という複数の情報がある。さらにクロスオーバータイプの復活も!?
※本稿は2023年1月のものです
文・予想CG/ベストカー編集部、写真/日産、infiniti、ベストカー編集部
初出/『ベストカー』2023年2月10日号
■e-POWERによるAWDで”走りのいい”スポーツセダンへ回帰
次期型スカイラインに関しては、複数の情報が得られている。ひとつは、現行型、V37型の正常進化型。つまり、北米に向けた「インフィニティQ50」の次期型が、国内に向けた「新型スカイライン」になる、という情報だ。
インフィニティは完全電動化を明言している。
次期型Q50は、パワートレーンにe-POWERを採用することになる。エクストレイルに採用された可変圧縮比ターボを採用した直列3気筒1.5Lを発電用エンジンとして、前後モーターを搭載したAWD。
ボディサイズは北米向けQ50として、全長4900mm、全幅1850mm前後のサイズになるというものだ。
そしてもうひとつが、「スカイラインは日本市場をメインとした、新たなスポーティサルーン」という情報だ。
スクープ班はこれまで、日産が新たなミッドサイズセダンを国内向けに開発中という情報をつかんでいたが、これが次期型スカイラインとなる。
パワートレーンは次期型Q50同様、1.5Lターボe-POWERだが、ボディサイズは全長4800mm前後、全幅1800mm以下で、現行型V37スカイラインよりも小さく、感覚的にはR34型のような、ギュッと引き締まった、筋肉質なプロポーションの4ドアクーペスタイルが検討されているという。
さらにスカイラインクロスオーバーも投入が計画されている。こちらは次期型インフィニティQ50をベースとしたSUV。つまり、次期型スカイラインはセダンとクロスオーバー、それぞれ異なるプラットフォームの可能性が大なのだ。
●日産 新型スカイライン(セダン) 予想スペック
・全長:4800mm
・全幅:1780mm
・全高:1450mm
・ホイールベース:2800mm
・車両重量:1800kg
・パワーユニット:直列3気筒DOHCターボ 1.5L+モーター
・最高出力/最大トルク:144ps/25.5kgm
・モーター最高出力:F:204ps/33.7kgm、R:136ps/19.9kgm
・トランスミッション:─
・予想価格:400万~500万円
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