WILLER EXPRESSは、この春より新しいバス停へ乗り入れを開始する。「羽田エアポートガーデンバスターミナル」を皮切りに、3月1日(水)からは「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」「藤が丘駅」「基山パーキングエリア」にも停車する。詳細を見てみよう。
文:古川智規(バスマガジン編集部)
(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧ください)
■長野から「羽田エアポートガーデンバスターミナル」へ直通バス
2023年1月31日にオープンした羽田空港第3ターミナル直結の「羽田エアポートガーデンバスターミナル」へ、長野より夜行便を1往復運行する。深夜出発、早朝到着により幅広い時間帯の航空便に接続でき、海外旅行での発着にもインバウンドにも利便性が向上する。
本路線の東京・千葉・神奈川側の停車は、東京ディズニーシー・川崎駅東口・羽田エアポートガーデンBT・バスタ新宿で、長野側の停車は長野駅前・長野小島田・東部湯の丸サービスエリア。運賃は2300円から4600円でシートタイプはリラックス。
■「愛・地球博記念公園」へ直通バス
2022年11月に第1期開業した話題の「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」へ、東京と大阪から昼行便を1往復ずつ運行する。東京や大阪から乗り換えなしでアクセスできるのは「WILLER EXPRESS」が初とのことだ。また夜行便が藤が丘駅前に停車する。
東京発着の便は昼行・夜行や上下便により停車は異なるが、下りは東京ディズニーシー・新木場駅前・バスタ新宿・大崎駅西口バスターミナル・愛・地球博記念公園(ジブリパーク)・藤が丘駅前・名古屋南ささしまライブに停車する。
■「基山パーキングエリア」停車の大阪・広島への直通バス
24時間出入り自由なパーク&ライド駐車場のある九州自動車道「基山パーキングエリア」から大阪やユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ夜行便を1往復、広島へは昼行便と夜行便を1往復ずつ運行する。
基山PAは九州の縦横の高速道路に接続するバスストップであるため、九州島内の高速バスの多くが停車するので乗り換えにも便利だ。
いずれの路線も佐賀駅発着の大阪線と広島線が金立サービスエリアと博多バスターミナルの間で基山PA(九州のバス事業者による営業上の案内は高速基山)に停車する。
特に広島線は距離的に昼行便のテリトリーだったのが、夜行便が設定されているので北九州(小倉)・福岡(博多)・佐賀での乗降に加えて、基山PAで長崎・大分・熊本・鹿児島・宮崎等の九州各方面へ1回の乗り換えで到達できるようにバス停が考慮されているのも、バス王国の九州らしく利便性が高い。
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