2023年1月に登場したトヨタ 新型プリウス。先代モデルは好き嫌いが分かれるデザインだったせいか、プリウスとしては販売台数が振るわない状況が続いた。しかし、新型では今までのモデルから一変、Aピラーが寝ているクーペフォルムのスタイリングとなり、今までプリウスに興味を持たなかった層が注目するほど。デザインのみならず、新型プリウスは先代型からどれだけ進化したのかチェック!!
※本稿は2023年1月のものです
文/ベストカー編集部、国沢光宏、吉川賢一、写真/ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2023年2月26日号
■5代目は走りの楽しさとカッコよさを重視
まさにオールニューと呼ぶにふさわしい新型プリウス。これまでのプリウスは、ハイブリッド車のパイオニアとして「燃費性能」の追求を最優先の開発テーマに掲げていたが、5代目となる新型は「燃費がいいのは当たり前」をベースに、カッコよさ、走りの楽しさなどを開発テーマとした。新開発2L・THSはパワフルだ!!
●FMCのポイント
・全高を40mm低くした、スタイリッシュなプロポーション
・システム出力199psの新開発2L・THS E-Fourはパワフル!!
・操安性を磨き上げたシャシー性能は走りが楽しい
■国沢光宏氏の評価は?
従来型のデザイン、あまりに厳しすぎた。世界規模で評価されず販売台数が急減したほど。新型プリウスは外観を公開した時点で評価赤丸急上昇! デビュー前から納期の問題を抱えるなど、開発チームも驚いてしまっているようだ。従来型プリウス、性能そのまんまでも今のデザインに進化させたら成功したと思う。
しかも新型プリウスは「クルマとしては面白くない」と言われていたTHSのイメージを変えるべく絶対的な性能を大幅に上げてきた。速いしよ~く曲がる! ハンドル握った人は驚くと思う。プリウスのイメージを完全に進化させた。
●国沢氏による新型トヨタ プリウスの進化度採点簿(※先代を100とした場合の進化度)
・エクステリアデザイン……1000
・インテリアの質感……150
・先進的テクノロジー度……120
・パワートレーンの評価……150
・操縦性能の評価……150
・乗り心地の評価……120
・コストパフォーマンス……200
・総合進化度……500
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