日産 セレナには1.4Lのe-POWERと2Lガソリンがあるが、価格差は40万円以上! 燃費などランニングコストを考えるとハイブリッドかなと考えている人も多いハズ。一体どっちがいいんだ!?
※本稿は2023年2月のものです
文/松田秀士、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年3月10日号
■ガソリン車は40万以上安いがe-POWERの低速域での加速も魅力
ガソリン仕様は2L直4で150ps/20.4kgm。一方、1.4Lの直3エンジンで発電するe-POWERのモーター出力は163ps/32.1kgm。だたしガソリンモデルに比べて車重が約120kgも重い。
これを見るとなかなか悩ましいですよね。ところが発売前の試乗会(テストコース)で全開加速を比較したら、両車あまり変わりません。高速域での伸びはガソリンだけれど、低速域の加速感はe-POWER。e-POWER車はギアなしのモーター直結で、エンジンは一定回転で発電。
対してガソリン車はCVTで、加速時にはATのように段付き加速を演出する。ただし、ガソリン車は5000回転を超えるあたりからエンジンのメカニカルノイズが激しい!
ハンドリングは重量差からもガソリン車のほうが軽快だが、e-POWERの重量感あるスタビリティも魅力的。
価格は、Xグレード比較でe-POWERのほうが約43万円高い。価格差は少なくないが、それでもe-POWERの勝ちとする。やはり静粛性と燃費がいいこと。市街地の速度域ではe-POWERのレスポンスが優るからだ。
●直4、2Lガソリン採点表
・ハンドリング:7点
・加速性能:7点
・乗り心地:7点
・コスパ:9点
★総合点数:8点
●直3、1.4L、e-POWER採点表
・ハンドリング:7点
・加速性能:8点
・乗り心地:8点
・コスパ:8点
★総合点数:9点
●結論! 松田氏のオススメ
直3、1.4L e-POWER
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