扱いやすさはアウトランダー以上!? 未だ現役のRVRは実際どうなの!?

扱いやすさはアウトランダー以上!? 未だ現役のRVRは実際どうなの!?

 2010年に発売するも、未だフルモデルチェンジを行っていない三菱 RVR。程よいサイズ、そしてコンパクトなのに三菱らしい悪路走破性も持ち合わせる唯一無二の存在である。だが、今買うのはアリなのか!?
※本稿は2023年4月のものです
文/渡辺陽一郎、写真/MITSUBISHI、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月10日号

■認定熟成車/三菱 RVR

三菱 RVR
三菱 RVR

・現行型登場:2010年2月17日
・熟成期間:13年2カ月

●完熟への足跡
・2010年2月17日 デビュー
・2011年6月2日 ローデスト発売開始
・2011年10月20日 1回目のMC。エンジンをDOHCからSOHC化
・2012年10月18日 前後バンパー形状など外観大幅変更でリフレッシュ
・2017年2月9日 ダイナミックシールドを採用→2019年にデザイン変更
・2023年2月24日 安全装備の充実

■現行型登場から13年! 熟成を超えた「完熟車」

2010年登場の現行型三菱 RVR
2010年登場の現行型三菱 RVR

 RVRの発売は2010年と古い。2011年にはアイドリングストップを加える改良を実施。2012年にはフロントグリルを立体的な形状に改め、サスペンションアームのレイアウトも最適化して、走行安定性と乗り心地を高めた。

 ちなみにRVRのプラットフォームは、2005年に発売された初代アウトランダーと共通だ。

 ホイールベースも等しく、2670mmだから全長のわりに長く、走行安定性はよかったが、発売当初は乗り心地の荒さが気になった。そこを2012年の改良で改めている。同時にステアリング操作に対する反応も穏やかになり、従来の機敏な印象は薄れた。

 2013年にも改良を施して足回りを整えた。後席の背もたれも改善され、座り心地も向上。2014年にもサスと電動パワステに改良を加え、走行安定性と操舵感を向上させた。CVTのギヤ比を拡大して環境/燃費性能を改善させた。

■チューニングやデザインは細かく進化

内外装のデザインはデビュー時から劇的に変化。細かく手を加えているが性能面でのアピールがもう少し欲しいところ
内外装のデザインはデビュー時から劇的に変化。細かく手を加えているが性能面でのアピールがもう少し欲しいところ

 2017年には同じSUVのエクリプスクロスが発表され、RVRの役割も変わった。同年の改良では、バンパーなどの外観を変更して野性的な雰囲気を強め、安全装備も充実。2019年はフロントマスクを大幅に変更。同年に大幅改良したデリカD:5同様、ダイナミックシールドを進化させた。

 以上のようにRVRは、基本的な機能は大きく変えていないが、チューニングやデザインを細かく進化させた。SUVを中心とする三菱のブランドイメージを視野に入れた内容で、最上級のアウトランダー、スポーティで個性的なエクリプスクロスと異なり、常に実用性を重視しながら進化してきた。

次ページは : ■デザイン変更でリフレッシュ

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