スカイドライブが製造するeVTOL機(電動垂直離着陸機)「SD-05」は2025年の大阪万博で一般客を乗せてフライト予定となっているが、万博開催前にSD-05の予約販売を開始したという。空飛ぶクルマの世界はもうすぐそこに!!
※本稿は2023年5月のものです
文/角田伸幸、写真/東レ・カーボンマジック、SUZUKI、AdobeStock、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年6月10日号
■空飛ぶクルマは価格も天井知らず!?
ベストカーでもたびたび取り上げてきたスカイドライブ。日本が誇る「空飛ぶクルマ」の開発企業であり、同社のeVTOL機(電動垂直離着陸機)である「SD-05」は、2025年の大阪万博で一般乗客を乗せたフライトも予定している。
そのスカイドライブが大阪万博を待たずに、SD-05の予約販売を始めた。その価格はなんと150万ドル(約2億円)! すでに第1号機の顧客は決まっており、日本の実業家である千葉功太郎さんのもとへ届くようだ。
■企業からはすでに多くの発注が
改めてSD-05のスペックだが、プロペラを含む全長は9.4m。パイロットがコンピュータの支援を受けて飛ぶ手動操縦機で、1名の乗客を乗せることができる。
推力を生むローターの配置だが、機体上部から左右に腕が伸び、さらにその腕が前後に分岐して合計12基のローターを駆動する。最高巡航速度は100km/h、最大航続距離は10kmで、機体デザインを手がけたのは「GTbyシトロエン」というスーパーカーも設計した日本人デザイナー、山本卓身氏だ。
実はこのSD-05、企業からはすでに多くの受注を得ており、ベトナムからは最大100機、日本からも香川県の大豊産業がプレオーダーを完了しているとのこと。大空に舞う姿を一刻も早く見たい!
【画像ギャラリー】日本円でなんと1台2億円!? 日本生まれの空飛ぶクルマ・スカイドライブ SD-05(8枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方プロペラだけに頼って飛ぶ物のようで、効率が悪いっす。
2億円もするのに10kmしか飛べないとか玩具にしても高すぎないか?ヘリなら6000万で500km飛べる小型機が買えるというのに…
頭悪いんか?
ワシが子供の頃見た、手塚治虫先生が描かれた漫画の中での所謂「空飛ぶクルマ」は、今のクルマとほぼ変わらないモノがそのままフワッと浮いて飛んでおった。
今ようやく現実化しようとしている「空飛ぶクルマ」は所詮「ヘリコプターの変形か?」としか思えないものじゃ。
人間の文明の進化とはこの程度のものなのか?
クルマがデカくてうるさいプロペラなど背負わず、そのまま浮いて飛ぶようになる時代はいつ来るのかのう?
老害は黙ってろよ。