働く人の道具であるハイエースとキャラバン。近年では遊び道具として趣味を楽しむ人の道具としても注目を集めている。そんな不動の人気を持つ2台だが現代の車には必須のクルコンがないらしい!?!? 何故無いのか、後付もできるってホントなの!?!?
文:小鮒康一/写真:ベストカー編集部
【画像ギャラリー】どっちも超魅力的で選べない!?!? 現行型のハイエースとキャラバンを画像でチェック!! (11枚)画像ギャラリー◼︎ビジネスカーとして歴史のある2台
ビジネスカーとしてはもちろんのこと、その広い荷室空間を使って車中泊仕様やレジャーの相棒など、一般ユーザーが購入すことも珍しくないワンボックスバンの代表格であるトヨタ ハイエースと日産キャラバン。
この2車種は完全なライバル関係にあり、互いに切磋琢磨しながら進化を続けているのだが、どちらにも備わっていない装備が存在する。それがクルーズコントロールである。
◼︎衝突被害軽減ブレーキは途中で追加されたものの……
現在販売されているハイエースは2004年デビュー、対するキャラバンはそれよりも新しいとはいえ2012年のデビューとなっており、どちらもデビュー時にはクルーズコントロールはおろか、衝突被害軽減ブレーキすらも設定されていなかった。
しかし2016年1月にキャラバンが先行して衝突被害軽減ブレーキを搭載すると、ハイエースも2017年11月の一部改良のタイミングでToyota Safety Sense Pと呼ばれる衝突回避支援パッケージを搭載。
ただ当時、他車種に搭載されていたToyota Safety Sense Pにはレーダークルーズコントロールも搭載されていたのだが、ハイエースには搭載されず、そのまま現在に至っているのだ。
これはワンボックスカーだから装着が難しいというワケでないのは、軽ワンボックスバンのアトレーにアダプティブクルーズコントロールが搭載されていることからも証明されているが、ではなぜ人気のハイエースやキャラバンに搭載されていないのだろうか?
その理由については明確なアナウンスはなかったものの、どちらもそもそもの車両のプラットホームが古いことでアダプティブクルーズコントロールを搭載するのが難しいという技術的な問題があるようだ。
それに加え1トンクラスの最大積載量を持つ両車は、フル積載状態と空荷で車両の姿勢変化が大きいため、この辺りのチューニングにも古いプラットホームによる影響が大きいと言われている。
とはいえレジャー用途はもちろんのこと、ビジネスユースで長距離を走ることが多い両車だけにせめて通常のクルーズコントロールだけでも欲しいところ。
ただ実は社外品として後付けクルーズコントロールも多くリリースされているため、どうしてもクルーズコントロールが欲しいという人はこういった社外品を導入してみてもいいかもしれない。
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